現役大学生ボディビルダーが解説!   ボディメイクの大会について

皆さんこんにちは!
現役大学生ボディビルダーの泉妻颯(いずのめそう)です!
今回は、「ボディメイクの大会って、どんなのがあるの?」という疑問に答えていきます。

1、ジャンル

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大まかに6つのジャンルに分かれます。
・フィットネス系
・ボディメイク系
・モデル系
・ボディビル系
・フィジーク系
・パワーリフティング系
それでは1つずつ、「どんな大会があるのか」「どんな人が出場できるのか」簡単に解説していきます!

2、フィットネス系

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主な大会は、フィットネススター、フィットネスエンジェルです。

・フィットネススター
コンテスト未経験者の方でも気軽に挑戦し楽しめるコンテスト。
カテゴリーも男性5つ、女性4つあり、
筋肉をあまり必要としないカテゴリーでは、筋肉よりも、かっこいいバランスの取れたスタイルを評価します。

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・フィットネスエンジェル
女性らしいボディラインと健康的で魅力溢れる心身を作り上げるフィットネスイベント。特にお尻の美しさが評価されます。

3、ボディメイク系

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主な大会は、ベストボディジャパン(BBJ)、サマースタイルアワード(SSA)です。

ベストボディジャパン(BBJ)
1、健康美
2、全身引き締まった体、バランスの取れたスタイル
3、ルックス、顔の表情、表現力
4、ウォーキングを含む身のこなし、見せ方
5、知性、品格、誠実さ
これらが評価されます。

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サマースタイルアワード(SSA)
夏が一番似合う男性・女性を決める大会。
健康的でたくましく、スタイルが良く、そしてかっこよさを評価します。
大まかに以下のカテゴリーに分類されます。

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4、モデル系

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主な大会は、ミスユニバースジャパン、ミスジャパンです。

ミスユニバースジャパン
単なる外見の美しさだけではなく、知性・感性・人間性・誠実さなどの内面も重視し、更に社会貢献への積極性は勿論、すばやく考え、明確に意見を述べることができるスピーチ力やコミュニケーション能力が高く、女性のリーダーとして活躍できる女性を評価します。

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ミスジャパン
コンテストの出場者らは、大会を通して、地域の活動から世界規模のチャリティ活動まで様々な活動に従事します。

こちらの大会は応募資格があります。
・日本国籍を有する未婚女性
・18歳以上28歳未満

書類審査

一次審査(面談オーディション)

各都道府県大会

日本大会(2021年9月頃開催予定)
誰でも気軽に出場できる大会では無いですね。

5、ボディビル系

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主な大会は、ミスターオリンピア、全日本ボディビル選手権大会、学生ボディビル大会です。
ボディビル系の大会では、以下の項目が評価されます。
・筋肉の発達度
・全体の均整度
・色、肌の美しさ
・ポージングの美しさ
・マナー

ミスターオリンピア
プロボディビルダーの世界最高峰とされるボディビルコンテストです。
ミスターオリンピアはプロのボディビルダーのためのコンテストであるため、出場するためにはまず、プロ資格を保有していることが大前提です。
他にも、
・ミスターオリンピアでの優勝経験があること
・前年度のミスターオリンピアに入賞していること
・その年度のプロ大会で上位に入賞していること

といった厳しい条件が存在します。

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全日本ボディビル選手権大会
日本最高峰のボディビルコンテストです。
出場条件として、
・前年度全日本選手権の1次審査通過者
・JBBF主催大会入賞者
・各ブロック大会1~3位
・地方大会1位
・連盟推薦

JBBFとは日本ボディビルフィットネス連盟のことです。
他にもこのような団体があります。
・IFBB(1946〜国際ボディビルダーズ連盟)
・NABBA(1950〜全米アマチュアボディビル協会)
・NBBF(1954〜日本ナチュラルボディビル連盟)

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学生ボディビル大会
こちらは、学生ボディビル連盟が主催している大会で、連盟に登録している大学は、誰でも出場できます。
私も2019年の大会に出場しました。

6、フィジーク系

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主な大会は、フィジークノービスチャレンジ、フィジークノービス、フィジークオープンです。
こちらは全て、NPCJ(National Physique Committeeの日本版)という団体が主催している大会です。
NPCJのフィジークは初心者でも参加しやすいようにクラスが細かく分かれています。

主に、このようなカテゴリーに分類されます。

・フィジークノービスチャレンジ
・170cm未満 ・170cm以上
・フィジークノービス
・165cm未満 ・168cm未満 ・170cm未満 ・173cm未満 ・175cm未満 ・  175cm以上
・フィジークオープン
・170cm未満 ・175cm未満 ・175cm以上 ・マスターズ40歳以上

「ノービスチャレンジ」は、生涯で2回まで出場可能で、過去にフィジークオープンクラスで6位以内に入賞されていない選手のみが出場できます。

「ノービスクラス」の参加資格は、過去にフィジーク「オープンクラス」で6位以内に入賞されていない選手のみ対象の新人戦です。

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フィジークではボードショーツ・サーフパンツというハーフパンツ型の水着をはいて肉体美を競う競技です。
簡単に説明するとフィジークでは「夏のビーチが似合う男!」と言われるような人が評価されます。他にも、

・綺麗に割れた腹筋
・広い肩幅から細く締まったウエストのライン(Vシェイプ)
・逆三角形の背中


などが評価されます。フィジークでは脚がパンツで隠れるため下半身はほとんど審査されません。また、ボディビルのような過度の筋肉量や減量は減点対象となります。

そしてフィジークでは、髪型やパンツのデザインも含めた全体的なカッコよさも審査のポイントとなります。

7、パワーリフティング系

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主な大会は、全日本男子パワーリフティング選手権大会、全日本ベンチプレス選手権大会、全日本学生パワーリフティング選手権大会です。

パワーリフティングは、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトの3種目の重量を競う競技です。
大会によっては1種目だけのものもあります。

こちらはの大会は、階級があり、以下の通りです。
男子(9階級) 53キログラム(サブジュニア、ジュニアのみ)59キロ、66キロ、74キロ、83キロ、93キロ、105キロ、120キロ、120キロ超級

(2)女子(8階級) 43キロ(サブジュニア、ジュニアのみ)、47キロ、52キロ、57キロ、63キロ、72キロ、84キロ、84キロ超級

ボディコンテストに比べて、頻繁に大会が開催されている他、特に厳しい条件があるわけではないので誰でも参加しやすいのが特徴です。

8、まとめ

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いかがだったでしょうか?
最近のフィットネスの流行に伴い、いろんな大会が開催されています。
初心者から上級者まで幅広い層が楽しめるようになっています。
人生の1ページに、皆さんもぜひ挑戦してみてください!

最後に小話
私は、2019年の関東学生ボディビル大会に出場しました。
予選25位以内が全日本学生ボディビル大会に出場できるのですが、
その時は予選敗退。
筋肉の大きさ、絞り、ポージング、顔のカッコ良さ?全てにおいて、
完全なボロ負けでした。
本当に悔しかったです。
たかが、筋肉を競う競技と思うかもしれませんが、その過程には厳しいトレーニングであったり、ツライ食事制限があります。
減量をする中で、毎日当たり前のように食べている物や、自分の身の回りの人に、どれだけ支えられて生きているのかを感じることができました。
なので負けた時は、支えてくれたみんなに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

昨年は、コロナの影響で学生大会が中止になりました。
今年こそはリベンジです!
全日本出場、そして全日本トップ10に入ります!
その時のエピソードも今後noteに投稿する予定です。

最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。
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ぜひご覧ください。
フィットネスで皆さんの生活がより良いものになりますように。 

泉妻颯

コラムを書いた人
泉妻颯

トレーナーズラボ第9期生の泉妻颯です。

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