コラムを書いた人
高倉桃子
トレーナーズラボ第12期生の高倉桃子です。
はじめまして。
パーソナルトレーナーの高倉桃子です。
さて、「パーソナルトレーナー」という職業。
パーソナルトレーナーとは、トレーニング指導の専門職業で、一般の方の健康増進やアスリートの競技力向上などを目的にエクササイズ、トレーニング指導、栄養指導などを行う指導者のことです。
そのパーソナルトレーナーになるためには、資格は必要なのか。
資格は誰でも取ることが出来るのか。
そのあたりを交えながら、今回は、パーソナルトレーナーの資格「NSCA」についてお話していきます。
目次
・パーソナルトレーナーに資格は必要?
・NSCAとは
・NSCAには2種類ある
・資格取得条件について
現在、日本ではパーソナルトレーナーになるために必須の資格はありません。パーソナルトレーナーの資格は、全て民間の資格であり、資格が無くてもパーソナルトレーナーを名乗ることは出来ます。
しかし、何の資格もないトレーナーから指導を受けたいでしょうか?やはり、スキルアップやお客様からの信頼を得るためにも資格取得は重要です。
パーソナルトレーナー関連の資格は実に10種類以上存在します。今回は、その中でも国際的認知度が高く、信頼性が高い資格の一つ、「NSCA」ついて解説します。
NSCAジャパンは、アメリカに本部をもつNSCAの日本支部です。
1991年に設立され、日本におけるストレングストレーニングとコンディショニングの指導者の育成や継続教育、研究に裏付けられた知識の普及を通じて、一般の人々に対する健康の維持・増進から、アスリートに対する傷害予防とパフォーマンスの向上などに貢献するために活動しています。
NSCAには、「NSCA-CSCS」と「NSCA-CPT」の2種類があります。
NSCA-CSCS…スポーツパフォーマンス向上を目的としたアスリートやチーム向けの資格
NSCA-CPT…健康と体力のあらゆるニーズに応えるパーソナルトレーナーの資格
つまり、一般の方に対してのパーソナルトレーナーを目指している方向けの資格は、「NSCA-CPT」です。
NSCA-CPTには認定条件があります。
①NSCAジャパン会員である
入会はウェブサイト経由か郵送にて申し込めます。
入会金は不要で、年会費は正会員が13,200円(税込)、学生会員が11,000円(税込)です。
②満18歳以上
③高等学校卒業者または高等学校卒業程度認定試験(旧:大学入学検定試験)合格者
④有効なCPR/AEDの認定者
【NSCA資格認定に有効なCPR/AEDの条件】
・講習会の中に実技評価が含まれていること
・傷病者の対象が成人であること
【有効な講習会の例】
日本赤十字社
救急法基礎講習会、救急法救急員養成講習会
MFA JAPAN
ベーシックプラス、チャイルドケアプラス、ケアプラス(「小児と乳児」を除いたコース)
各消防署
普通救命講習、普通救命講習1、普通救命講習2、上級救命講習
⑤NSCA-CPT認定試験に合格
次回は、受験方法や試験内容について、お伝えします。