コラムを書いた人
毛塚颯優
トレーナーズラボ第20期生の毛塚颯優です。
こんにちは!
前回の記事ではNSCAの団体、資格の取得条件についてのお話でした。
今回は、NSCA-CPTの取得に向けて、何を勉強すればいいのか、どう勉強すればいいのかを詳しく解説していきます!
NSCA-CPTの試験を受けるためには、NSCAの会員になる必要があります。
年会費は、正会員で13,200円、学生会員で11,000円かかります。
さらに、勉強にはテキストが必要になってきます。そのテキスト代は、11,880円、問題集が9,900円かかります。そして試験受験料、46,000円です。
合わせると約80,000円です。
手順は以下の通りです。
①出願
・マイページからの出願
・卒業証明証等の学歴証明書(高等学校以上)、
有効なCPR/AED認定証コピー(出願時は無くて
も大丈夫だが、試験合格後1年以内)の提出
・受験料のお支払い
以上の3点をもって手続きは完了。
②テストセンターの予約
出願完了後、1~2週間後にピアソンVUEから届く試験予約の案内メールにしたがってテストセンターの予約をします。
③ 試験
受験当日は予約した試験開始時刻の15分前にはテストセンターに到着するようにしましょう。
本人確認及び受験に際しての注意事項などの説明を受け試験が始まります。身分証を提示ができない場合は、受験ができないので準備は忘れずにしましょう。
NSCA-CPTは、試験時間が3時間、スコアード問題140問とノンスコアード問題15問で構成されており、3 つの選択肢から解答を選びます。その中に、エクササイズテクニックや機能解剖学、テストの手順に関する映像や画像を見て解答する設問が25〜35問含まれます。
※ノンスコアードとは採点されない設問のこと
・クライアントに対する面談と評価
パーソナルトレーナーが、クライアントとのトレーニング活動を開始する前に行うものです。クライアントと面談し、現在の健康評価と体力評価を行う際に必要となる知識が問われます。また、それらの知識の一つのベースとして、栄養学の理解も必要となります。
・プログラムプランニング
クライアントのニーズに合ったトレーニングプログラムを計画するために必要な知識が問われます。特に健康に問題のないクライアントのみならず、糖尿病や高血圧を抱えるクライアント、高齢者、アスリート、妊婦、整形外科的疾患を抱えるクライアントなど、幅広い対象者に対して適切なプログラムプランニングを組むための知識を理解しているかが問われます。解剖生理学やトレーニングに対する適応など、基礎知識を正しく理解することが必要です。
・エクササイズテクニック
ストレッチ、自重トレーニング、スタビリティ・エクササイズ、レジスタンストレーニング、有酸素性トレーニングなど、さまざまなエクササイズについての適切なテクニックや、それらのエラーテクニックに対する修正エクササイズを理解しているか?などの知識が問われます。エクササイズテクニックは、バイオメカニクスとの関連性が強く、特にエクササイズのエラーテクニックを理解する際には、身体にかかる物理的な負荷とそのメカニズムも理解しておく必要があります。
・安全性、緊急時の手順、および法的諸問題
パーソナルトレーナーとして活動するために、安全な施設条件や機器の管理について理解しておくことは必須です。また、いざというときに対応できるよう法的諸問題についても理解する必要があります。
試験を受ける方の参考になるためにNSCA-CPTの合格率も紹介しておきます。
現在、公式では発表されているNSCA-CPTの合格率は約65%です。半数以上は合格します。しっかり勉強をしていれば、合格は難しくないと思います。しかし、35%の方は落ちています。試験代もすごく高いため、油断はできないですね!
パーソナルトレーナーに資格は必要ありません。しかし、健康やボディメイクに注目が集まる今、全国的に多くのパーソナルトレーニングのジムが増えてきています。
そのため、今後トレーナーとして活躍するには、ほかのトレーナーとの違いをアピールできる明確な武器が必要であり、その一つが資格です。持っているだけで、お客様からの信頼度も違うでしょう。
記事は以上です。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました(^-^)