コラムを書いた人
高梨竜弥
トレーナーズラボ第6期生の高梨竜弥です。
まず、生理学とはなにか?
『生理学は生命体の構造ごとの機能』を学ぶ学問になります。
何やら難しそうな雰囲気が出てきましたがご安心ください。
簡単にご説明すると、、、
『身体の働き』をイメージするととても分かりやすいです。
そのため、パーソナルトレーナーは正しく身体の働きを学ぶ必要があるため
『PT=生理学』といっても過言ではないのではないのでしょうか。
では実際に、生理学についてご紹介したいと思います。
目次
1.代謝とは
2.ATPとは(アデノシン三リン酸)
3.ホスファゲン機構
4.解糖系機構
5.酸化機構
1.代謝とは
良く日常会話で代謝が良いと日常で聞いたことはないでしょうか。
日常会話で使われる『代謝』は、摂取したエネルギーを消費すること自体、あるいはエネルギーの消費効率を指しています。
そのため、以下の通りになります。
「代謝が良い人」太りにくい、
「代謝が悪い人」太りやすい
ですが、生理学的に『代謝』というと、生体内で起こる化学反応をまとめて指します。
筋肉の合成や、体内に取り込んだ食べ物の分解、呼吸、すべて「代謝」ということになります。
代謝では、ATPを介したエネルギーの出入りが起こり代謝の2つのパターンは、
以下の通りになります。
ATPをつくる『異化』(カタボリック)
ATPをつかう『同化』(アナボリック)
良くカタボリックという言葉を聞いたことはないでしょうか?
カタボリックが起きると筋肉量が少なくなると良く言われています。
それはなぜか?
身体はエネルギーを作るためにはエネルギー源(5大栄養素)が必要になってきます。
活動に必要なエネルギーが上記で賄えないと次に筋肉を分解してエネルギを作ります。
そのため、世間一般的にカタボリックは良くないといわれています。
2.ATPとは
ATPとは、すべての植物・動物・微生物の細胞のなかに存在しているエネルギーが蓄えられている物質のことです。
主な使用例としましては以下の通りとなっております。
私たちが生きていくのに必要なエネルギはATPが使われていることがわかります。
●身体、心臓、筋肉、胃や腸を動かす
●呼吸をする
●代謝をおこなう
ATPは筋肉で使われる筋細胞に貯蔵することが出来ますが、限度がありますそのため
継続的に筋活動をするためにはATPを供給(再合成)必要になります。
再合成する機構として以下の3があります。
■ホスファゲン機構
■解糖系機構
■酸化機構
3.ホスファゲン機構
ATPの生産速度が速く、生産量が少ない特徴を持っています。
また、強度高く時間が短い(0秒~30秒)の運動で発生する機構になっております。
4.解糖系機構
ATPの生産速度が中、生産量が中特徴を持っています。
また、強度中時間が中(6秒~3分)の運動で発生する機構になっております。
5.酸化機構
ATPの生産速度が遅く、生産量が多い特徴を持っています。
また、強度少なく時間が長い(2分以上)の運動で発生する機構になっております。
まとめ
実際に調べて生理学はやはりパーソナルトレーナーにとって必要な知識だと再確認しました。
やはり、聞いたことがあって曖昧な情報だけでは適切な指導が出来ません。
結果だけではなく過程もしっかり学習していきたいと思います。
次回は・・・・・・
生理学VOL 2
次回もお読みいただければ幸いでございます。
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