パーソナルトレーナーに有用なNSCA資格の受験方法・合格率と勉強方法について

引き続きNSCA資格に関する投稿です。
前回は、NSCA資格の中でも特にNSCA-CPTの概要についてお伝えしましたが、今回は、受験をするにあたっての情報を記載していきたいと思います。

目次
1.NSCA-CPTにかかる費用
2.NSCA-CPTの受験方法
3.NSCA-CPTの試験内容
4.NSCA-CPTの難易度と合格率
5.そもそもなぜ資格を取るのか

1.NSCA-CPTにかかる費用
前回も簡単に触れましたが、NSCA-CPTの受験から維持に至るまでには以下の費用がかかります。

受験料時
①テキスト『NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識』11,880円(会員価格)
②問題集『NSCA-CPT受験用問題集セット』9,900円(会員価格)
③受験料 46,000円
④最終学歴証明書 400円
合計:68,180円

維持費
①正会員費 13,200円
②必要な継続教育活動単位(Continuing Education Unit:CEU)の取得費用
③資格更新料

認定時期によって必要単位数や更新料が異なります。
2022年認定の場合、必要CEU単位数:2.0単位/更新料:5,500円

2.NSCA-CPTの受験方法
①出願
-NSCAマイページからの出願手続
-受験料の支払
-学歴証明書の郵送
②テストセンターの予約
出願手続完了後に届く試験予約の案内メールに従ってテストセンター予約を行います。
③受験
本人確認及び受験に際しての注意事項説明があるので、試験開始時刻の15分前にはテストセンター到着が望ましいです。

なお、受験時には必須ではありませんが、合格後、資格認定までにCPR/AED認定証のコピーの提出が必要です。本来は、オンラインのみのコースは不可ですが、新型コロナウイルスの影響により、オンライン形式の講習会も有効とする暫定措置が取られています。

NSCA資格認定試験 www.nsca-japan.or.jp

3.NSCA-CPTの試験内容

分野と問題数
クライアントに対する面談と評価:32問
プログラムプランニング:45問
エクササイズテクニック:43問
安全性、緊急時の手順、法的諸問題:20問
ノンスコアード問題:15問
合計155問

形式は3択のマーク式で、映像や画像を見て回答する問題が30~40問含まれます。ノンスコアード問題は、合否に関係しないものの今後の出題の参考とするために、作成された問題です。試験時間は3時間です。

4.NSCA-CPTの難易度と合格率
2020年度の試験の合格率は75.0%と公表されています。
一見高く見えるのですが、受験者層としては、大学や専門学校等で勉強経験がある方やトレーニング指導経験のある方も含まれるため、いずれも未経験の場合は、専門用語の理解から始まりしっかりとした準備が必要です。
NSCAのホームページ上でもそれぞれの状況に応じた勉強方法の一例が紹介されています。
https://www.nsca-japan.or.jp/exam/study/index.html#type

5.そもそもなぜ資格を取るのか
ここまでまとめてきて、今一度なぜ資格を取るのかという点に立ち返ってみたいと思います。試験勉強のために一定の時間を投資することになりますし、資格取得とその維持に係る金銭的負担も小さくはありません。
ただ逆に言うと、このように知識をブラッシュアップしなければならい環境に身を置くことで、常に新しく正しい情報をお客様に提供できますし、自らのボディメイク等にも役立てることができるのではないか、と考えます。
これを書いている今は受験勉強中の身ですが、資格取得に向けて改めて気持ちが引き締まりました。
次回は、ボディメイクの大会について書きたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。