コラムを書いた人
矢部智也
トレーナーズラボ第4期生の矢部智也です。
こんにちは、tomoyaです。今回は、栄養学についてVOL.1という事でお話ししていきたいと思います。タイトルの通り実際、パーソナルトレーナーに栄養学が必要なのでしょうか。まずは、栄養学を少し触れていきます。では、さっそくまいりましょう。
1.体に必要な5大栄養素 2.炭水化物 3.食物繊維 4.糖類 5.GI値 6.脂質
1.体に必要な5大栄養素
5大栄養素とは、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5つです。この5つは、動物が生きていく上で重要な栄養素とされています。この5つにプラスお水を入れて、6大栄養素とも言われます。それぞれ細かく役割があり、バランス良く個々が働く事で健康的に生きています。
2.炭水化物
炭水化物とは、糖質と食物繊維の総称のことで、糖質は炭水化物の一部です。おもにエネルギー源として利用されるのが糖質で、人の消化酵素で消化されにくい成分を食物繊維と言います。
3.食物繊維
炭水化物の中にある食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つに分けられます。水溶性食物繊維は、水に溶けやすく、小腸での栄養素の吸収の速度を緩やかにし、便の滑りを良くしたり、柔らかくします。食後の血糖値の上昇を抑える効果があります。また、コレステロールを吸着し体外に排出することで血中のコレステロール値も低下させます。さらに、ナトリウムを排出する効果もあるので、高血圧を予防する効果もあります。食物繊維は低カロリーで肥満の予防にもなるので、糖尿病、脂質異常症、高血圧、動脈硬化など、さまざまな生活習慣病の予防に効果があります。不溶性食物繊維は、水に溶けにくく水分を吸収して便のかさを増やします。便が増えると、大腸が刺激され、排便がスムーズになります。また、有害物質を吸着させて、便と一緒に体の外に排出するため、腸をきれいにして大腸がんのリスクを減らしてくれます。
水溶性食物繊維が豊富な食材は、わかめ、ひじき大麦、豆類、ごぼうなどが挙げられます。
不溶性食物繊維が豊富な食材は、キャベツ、レタス、ほうれん草、たけのこ、えりんぎなどが挙げられます。
4.糖類
炭水化物は、糖質と食物繊維に分けられますが、さらに糖質は、糖類に分けられます。糖類は、ブドウ糖、果糖、ガラクトーストなどの一つの糖で存在している最小単位の糖の単糖類と、ショ糖、乳糖、麦芽糖などの単糖が二つ結合している糖の二糖類に分類されます。さらに、単糖が3〜9個結合したもので少糖類や、多くの単糖が結合したものの多糖類に分けられます。特徴としては、体内に素早く吸収されることが挙げられます。果物や甘味を感じない野菜などにも含まれているため、無意識に摂取している可能性があります。
5.GI値
GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、食品ごとの血糖値の上昇度を示す指数のことです。GI値が高い食材を食べると血糖値が急上昇し、反対に、GI値が低い食材を食べると血糖値は緩やかに上昇します。血糖値が上がると、インスリンという血糖を下げるホルモンが膵臓から分泌されます。このインスリンの分泌が追い付かなくなると、食後しばらく経っても血糖値が下がらず高血糖が続きます。このような血液中の糖濃度が慢性的に高い状態が続くと糖尿病につながってしまいます。
GI値が低い食材は、ライ麦パン、全粒粉パン、玄米、そば、サツマイモなどがあります。
6.脂質
脂質は、第二のエネルギー源とも言われます。体にある細胞を守り、きちんと機能するために必要な細胞膜の構成成分であり、生命維持に欠かせない存在です。また、人間の脳の6割以上は脂質で構成されています。不足したりバランスを欠いてしまったりすると、脳への情報伝達がうまくいかなくなり、集中力の欠如や冷えなど様々な不調を引き起こす原因となります。また、ホルモンや生理機能を調節する体内物質をつくるためにも欠かせない要素で、体温の調整や、肌や髪などの潤いの維持にも必要不可欠です。脂溶性ビタミンの吸収を促進する役割も担っています。ダイエットなどで極端に油脂の成分を控えている方は注意しなければいけません。
摂取するべき脂質は、オメガ3脂肪酸、中鎖脂肪酸、オメガ9脂肪酸を適度にバランス良く摂ると栄養素としては最適です。
今回はここまでにいたします。栄養学は、知れば知るほどパーソナルトレーナーには必要不可だと思います。運動と食事は、日々生きていく上で重要な行動だと思いますので、健康的に生活を送っていくためには食べる物の内容も理解する事で、何か体の改善に繋げる事が出来ると思います。私自身も日々意識して食事をして行こうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。パーソナルトレーナースクールに通学し、プロのトレーナーを目指して勉強中のtomoyaでした。
次回の記事もよろしくお願いします。