コラムを書いた人
矢部智也
トレーナーズラボ第4期生の矢部智也です。
こんにちは、tomoyaです。今回は、前回のお話の続きで生理学についてVOL.2という事でお話ししていきたいと思います。 では、さっそく参りましょう。
7.たんぱく質 8.プロテイン 9.ビタミン 10.ミネラル
7.たんぱく質
たんぱく質とは、人間の生命維持や身体活動に欠かせない糖質、脂質と並ぶ3大栄養素のひとつです。血液や筋肉、骨や臓器、皮膚、髪、爪などの体の組織を形成する主要な成分で、体重の1/5を占めています。体内のホルモンや酵素、免疫物質などを作り、栄養素の運搬を行ない、微量のエネルギー源にもなっています。たんぱく質は、多くのアミノ酸の結合によって作られ、すべてのたんぱく質は20種類のアミノ酸が結合してできています。体内のたんぱく質の一部は常に分解され、毎日の食事で補給される新たなたんぱく質と合わせて日々生まれ変わっています。
20種類のアミノ酸のうち、バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、リジン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジンの9種類は、体内で生成できないため、食事から摂取する必要があります。これらのアミノ酸を必須アミノ酸といいます。体内で合成できる、非必須アミノ酸はグリシン、アラニン、グルタミン酸、グルタミン、セリン、アスパラギン酸、アスパラギン、チロシン、システイン、アルギニン、プロリンの11種類です。
8.プロテイン
たんぱく質を簡単に摂取する方法の一つとしてプロテインがあるかと思います。そのプロテインにも種類や違い、さまざまな効果があります。
ホエイプロテイン ヨーグルトの上澄みにできる液体のことをホエイ(乳清)といいます。このホエイに含まれるタンパク質がホエイプロテインです。吸収速度が早くて、筋肉の修復効果が高いですので、トレーニングの前後に飲むのがおススメです。
ソイプロテイン 大豆を原料にした植物性のプロテインのことです。吸収速度はゆっくりで、大豆のイソフラボンの効果により、肌や皮膚の強化に最適です。女性や間食などにおススメです。
カゼインプロテイン ホエイプロテインと同じく牛乳を主成分とするのがカゼインプロテインです。
ホエイプロテインが水溶性で吸収が早いことに対し、カゼインプロテインは不溶性で固まりやすく、体への吸収速度が最もゆっくりであることが特徴です。カゼインプロテインは体への吸収速度がゆっくりであることから満腹感の持続が期待できます。ですので、ダイエット時の間食や運動をしない日のタンパク質補給、また就寝時におすすめです。
9.ビタミン
ビタミンは、エネルギー源や体をつくる成分ではありませんが、人が健康的に成長し、健康を維持する働きをしています。ビタミンは、他の栄養素がうまく働くためにのフォロー役になっています。ビタミンは、体の中でほとんどつくることができないので、食べ物から摂ることが重要です。
ビタミンには、水に溶ける水溶性ビタミンと、油脂に溶ける脂溶性ビタミンがあり、それぞれの性質から体への取り込まれ方や代謝に特徴があります。水溶性ビタミンは尿などから体の外へ排泄されやすく、脂溶性ビタミンは体の中に蓄積されやすいです。
水溶性ビタミン ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンC
脂溶性ビタミン ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK
10.ミネラル
ミネラルは、体内で色々な調整をしてくれます。ミネラルは体内でつくることができないため、食べ物などから摂取する必要があります。必須ミネラルは16種類あります。
必須ミネラルと言われている栄養素は、カルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、クロム、ヨウ素、セレン、モリブデン、コバルトの16種類です。
不足すると、鉄欠乏性貧血、ヨウ素不足による甲状腺腫などの欠乏症を起こします。また、カルシウム不足で骨粗鬆症になるなど、さまざまな症状が発生します。この逆に取り過ぎた場合も過剰症を引き起こします。鉄や亜鉛をとり過ぎると中毒を起こしたり、ナトリウムをとり過ぎると高血圧症に繋がります。
今回はここまでとします。運動も食事も、何事もバランスよくしていくことが大切だと思いました。運動もやりすぎは宜しくないですし、食事も食べすぎは宜しくないです。健康的に生きていくにも、色々考えて選択していかなければなりません。
最後までお読みいただきありがとうございます。パーソナルトレーナースクールに通学し、プロのトレーナーを目指して勉強中のtomoyaでした。
次回の記事もよろしくお願いします。