「生理学」膵島ホルモン(ランゲルハンス島)とは?VOL.5

はじめまして。パーソナルトレーナーの川村道歩です。
前回に続き今回もホルモンについてお話していきます。
今回は膵島ホルモンについて詳しくみていきましょう!
ホルモンの種類については下記の記事を読んで頂けたらと思います。https://note.com/embed/notes/ne501e4b60e58

目次

膵臓の働きってなに?

まず最初に膵臓の場所と働きをお話します。
膵臓と肝臓の管は合流して十二指腸に繋がっています。

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絵、進化してませんか?笑

ざっくりと場所は分かったと思いますので、次に働きについてです。
膵臓の働きは、大きく分けてホルモンと消化酵素の分泌です。
今回はホルモンについて詳しく見ていきましょう!

膵島ホルモンとは?(ランゲルハンス島)

ランゲルハンス島はペプチドホルモンの一種です。
膵臓の中にはランゲルハンス島という場所があります。
そのランゲルハンス島の場所の中にはα細胞、β細胞、δ細胞、3種類の内分泌細胞があります。
α細胞からはグルカゴン分泌、β細胞からはインスリンを分泌、δ細胞からはソマトスタチンを分泌します。
それぞれの詳しくみていきましょう。

インスリンとは?

インスリンの働きは血糖値を下げてくれるホルモンです。
では具体的にどうやって下げてくれるのか?
血糖値を下げるとは、血中のグルコース濃度低下の事を指します。
血糖=血中グルコースと覚えておきましょう。
グルコース濃度低下という事はグルコースがグリコーゲンに貯蔵されている事を指します。
グルコースのままだとエネルギーを無駄使いしすぎてしまうため、グリコーゲンにエネルギーを貯金をするのです。
その他に血中グルコースが細胞へ取り込まれ血糖値が下がります。

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そしてインスリンのもう一つの作用が脂肪の合成促進作用があります。
脂肪というのは簡単にすると、エネルギーの貯金の事なのです。
先程、エネルギーを使いすぎ無いようにグルコースをグリコーゲンに変換するとお伝えしました。
それと同じような事が脂肪にも行われてるのです。

グルカゴンとは?

次にグルカゴンの働きについてです。
グルカゴンは血糖値を上げる働きと脂肪分解してくれる作用があります。
具体的にはグリコーゲンをグルコースに分解して、血中グルコース濃度が上昇します。
また、細胞への血中グルコースの取り込みを抑制する作用があるのです。
結論を言うとインスリンとはすべて逆の働きをしていると覚えて頂けたらと思います。

ソマトスタチンとは?

ソマトスタチンはグルカゴン、インスリン、セクレチン、コレシストキニンなどのホルモンを抑制する働きがあります。
インスリンとグルカゴンは反対の作用を持っているので、お互いがお互いを抑制しあっているので、血中の糖分を正常に保ってくれます。
セクレチンとコレシストキニンは十二指腸で分泌されるホルモンです。
セクレチンとコレシストキニンについては別の記事で詳しくご紹介しますね。

まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございます。
今回はランゲルハンス島ではどのようなホルモンが分泌されているのかお話をしていきました。
インスリンやグルカゴンといったホルモンはボディメイクにおいても非常に重要なホルモンですので、ぜひ覚えて頂けたら思います。
ではまた次回お会いしましょう。

川村道歩

コラムを書いた人
川村道歩

トレーナーズラボ第16期生の川村道歩です。

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