コラムを書いた人
助政桂多
トレーナーズラボ第7期生の助政桂多です。
こんにちは。パーソナルトレーナーの助政桂多です。
前回に引き続きNSCA-CPTについて深く掘り下げていきましょう。
今回はNSCA-CPTの資格試験が具体的にどういうものか、受験費用、受験方法、試験内容などをまとめてみました。
最後までお読み頂けたら幸いです。
では早速こちらから御覧ください。
受験する上で必ずかかる費用としては二つです。
【会員費】
こちらは受験する際にNSCAジャパンの会員でなければいけないため会員費がかかります。いくつかの種別に分かれているので下記をご覧ください。
正会員(対象は個人):13,200円
学生会員(対象は学生):11,000円
賛助会員(対象は法人):55,000円
【受験料】
受験料は46,000円(税込)となります。
受験に必ずかかる費用が上記2点です。
勉強のためにテキストや問題集をそろえると、追加で2〜4万円ほどの費用が更に追加でかかってきます。
会員費、受験料、
テキスト類で8〜10万円の見積もりが必要です。
はっきり言って高いです。はい笑
しかも受験料に限っては一発合格できず再受験になると、再度46,000円(税込)が必要になるので、しっかり勉強して1度で受かりたいですね。
2016年4月より、コンピュータベース試験が導入され、受験者が試験会場や日時を選んで受験できるようになりました。
【出願】
「マイページからの出願」「受験料の支払い」「学歴証明書の郵送」のすべてが揃って出願手続き完了となります。
【テストセンターの予約】
出願手続き完了後、1~2週間後にピアソンVUEから届く試験予約の案内メールにしたがってテストセンターを予約します。
※2週間を過ぎてもメールが届かない場合はお問い合わせください。
【受験】
受験当日は、予約した試験開始時刻の15分前には、テストセンターに到着してください。本人確認および受験に際しての注意事項などの説明のあと、試験が開始されます。
余裕を持ってテストセンターを予約するために、受験希望日の2ヶ月前を目安に出願の手続きを完了させておきましょう。
※受験の際には必須ではありませんが、資格認定には有効なCPR/AED認定証のコピーの提出が必要です。出願前に講習会を受講し、認定を取得されることをおすすめします。
次に試験内容というのはどういった内容のものになるのでしょうか。
CPTの試験時間は3時間で全155問で3つの選択肢から1つの解答を選ぶマークシート方式になっています。
140問のスコアード問題と、15問の※ノンスコアード問題で構成されています。そのうち、エクササイズテクニックなどに関する映像や画像を見て解答する問題が25~35問あります。
※ノンスコアード問題とは点数には加算されず、今後の試験問題作成の為に活用される問題のことです。
もちろん受験者にはどれがノンスコアード問題かはわからないようになっています。
・クライアントに対する面談と評価
パーソナルトレーナーが、クライアントとのトレーニング活動を開始する前に行うものです。
クライアントと面談し、現在の健康評価と体力評価を行う際に必要となる知識や栄養学の理解が問われます。
・エクササイズテクニック
ストレッチ、自重トレーニング、スタビリティ・エクササイズ、レジスタンストレーニング、有酸素性トレーニングなど、さまざまなエクササイズについての適切なテクニックや、それらのエラーテクニックに対する修正エクササイズを理解しているか?などの知識が問われます。
・プログラムプランニング
クライアントのニーズに合ったトレーニングプログラムを計画するための知識が問われます。
特に健康に問題のないクライアントのみならず、糖尿病や高血圧を抱えるクライアント、高齢者、アスリート、妊婦など、幅広い対象者に対して適切なプログラム計画が組める知識が問われます。
・安全性、緊急時の手順、法的諸問題
安全な施設条件や機器の管理についての知識や、緊急時の対応ができるよう法的諸問題についての知識が問われます。
各セクションそれぞれ70%以上で合格となります。
昨年のNSCA-CPT合格率は、NSCA-CPTは78.9%と、対策と勉強次第で十分合格が狙える数値となっています。
ここまでNSCA-CPTの資格について説明させて頂きました。
しかし、パーソナルトレーナーというのは、資格を保持していなくても名乗ってしまえば誰でもなれるのです。
では、なぜわざわざ資格を取得する人がいるのでしょうか。
【資格を取得するメリット&デメリット】
【メリット】
・資格を持っている方が説得力が増す。
・正しいトレーニング知識を身につけることができる。
・取得までに費やした時間がもっとも意味のある事である。
・就職にも有利に働く。
【デメリット】
・資格にかかる費用は安くない。
・あくまでもアメリカ基準であるため、必ずしも日本人に適合するとは限らない。
といったところでしょうか。
やはり資格を持っていた方がお客様への信頼にもつながりますし、自身のボディメイクにも必ず役に立ちます。
もちろん資格を持っているだけで実績もないようなトレーナーではいけないので、私の中では資格を取得することは最低限のことだと思います。
パーソナルトレーナーという職に就いた先でお客様の信頼を得るためにも、常に勉強して、最新の知識と技術を保ち続けていきます。
以上です。
今回も最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。
Instagramも頑張っていますので、ぜひ御覧ください。
TRAINER’S GYM(トレーナーズジム) 曙橋店で
オーナー兼トレーナーをしています。ホームページはこちら。
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助政桂多
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