コラムを書いた人
助政桂多
トレーナーズラボ第7期生の助政桂多です。
こんにちは。パーソナルトレーナーの助政桂多です。
結論から申しますと必要だと思います。
例えば同じ知識と技術をもった※パーソナルトレーナーがいたとします。
※パーソナルトレーナーとはマンツーマンでボディメイクをサポートするフィットネストレーナーのこと
その際1人は有資格者、もう1人が無資格者であった場合を想像してみて下さい。あなたならどちらが信頼できますか?
私なら有資格者のトレーナーの方が一つの信頼の証として、人体解剖学や運動生理学、生体力学、運動プログラミング、生理学などの確かな知識を、しっかり身に付けていると判断できるので、選ぶ決め手になりますね。
大前提として、日本ではまだパーソナルトレーナーという国家資格はありません。冒頭でも書きましたNSCAなどの国際ライセンスやアスレチックトレーナーなどの民間資格は存在しています。(健康運動指導士の準国家資格はある)
正確に言えば「柔道整復師」「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」「理学療法士」などの医療関連の国家資格はあります。
ですので今日から「私はパーソナルトレーナーです」と言ってしまえば、誰でも名乗れてしまうのが現状です。
「それなら必要ないのでは?」と思われる方がいるかもしれませんが、資格取得はトレーナーとして必要な知識を身に付けるだけでなく、クライアント様からの指名を集め、信頼を得ることにも繋がります!
ですから【知識の証明】として、【名刺】代わりとしても取得は必須と言えるでしょう。
そこで今回は、様々な資格がある中で信頼性の高い資格の一つであるNSCA-CPTについて調べてみました。
順を追ってご紹介していきます。
ストレングストレーニングとコンディショニングに関する国際的な教育団体として1978年に設立された団体です。
世界76ヵ国の国と地域において会員が活動しており、2018年8月末時点、全世界で延べ46,000名を超えています。日本にはNSCAジャパン(日本支部)として1991年に設立されました。日本での歴史も古く、認知度の高い団体です。
因みに私が1984年生まれです。聞いてないですよね笑
とてもホワイトな団体で取得している方も優しくて温厚なイメージです。
もちろんトレーニングもきちんとやっていて筋肉質の方が多い気がします。
【使命(ミッションステイトメント)】
NSCAジャパンは、研究に裏付けられたストレングス&コンディショニングに関する知識を普及させ、子どもから高齢者にいたるすべての人々の健康増進と、アスリートの競技力向上および傷害予防を支援します。
『Bridging the gap between science and application:研究と現場の橋渡し役として』
【NSCAジャパンとは】
特定非営利活動法人NSCAジャパンは、米国コロラド州コロラドスプリングスに本部をもつNSCA(National Strength and Conditioning Association)の日本支部です。
1991年に設立され、日本におけるストレングストレーニングとコンディショニングの指導者の育成や継続教育、研究に裏付けられた知識の普及を通じて、一般の人々に対する健康の維持・増進から、アスリートに対する傷害予防とパフォーマンスの向上などに貢献するために活動しています。
【ストレングス&コンディショニングとは】
ストレングス&コンディショニング(S&C)は、「ストレングス」と「コンディショニング」の二つの言葉で構成されていますが、それぞれの定義は以下のとおりです。
ストレングス(Strength)とは、筋力、パワー、筋持久力のみならずスピード、バランス、コーディネーション等の筋機能が関わるすべての体力要素に不可欠な能力であり、単に力発揮の大きさを表すだけでなく、状況に応じて適切に筋活動をコントロールするための「神経-筋系全体の能力」と定義されます。
コンディショニング(Conditioning)とは、スポーツパフォーマンスを最大限に高めるために、筋力やパワーを向上させつつ、柔軟性、全身持久力など競技パフォーマンスに関連するすべての要素をトレーニングし、身体的な準備を整えることと定義されます。また、一般の人々にとっては、快適な日常生活を送るために、筋力や柔軟性、全身持久力をはじめとする種々の体力要素を総合的に調整することとなります。
ストレングストレーニングは、本来コンディショニングの一部として捉えるべきものですが、NSCAが「ストレングス」と「コンディショニング」の両方を掲げているのは、NSCAがコンディショニングにおけるストレングストレーニングの役割を強調しているためです。
続いてCPT(Certified Personal Trainer)とCSCS(Certified Strength and Conditioning Specialist)の違いについて簡単にご説明します。
私もなぜ2種類の資格があるのか分かりませんでしたので、一緒に1つずつ紐解いていきましょう。
【資格の目的】
<CPT>
健康と体力のニーズに関して、評価・動機づけ・教育・トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う、優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。
主にアスリート、年齢、性別、経験を問わず幅広い層のお客様を対応できるということですね。
すぐにパーソナルトレーナーとして活躍したい。そんな方にはお勧めの資格です。
<CSCS>
傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格です。
主にアスリート、スポーツチームの指導や対応ができるということです。
CPTの上級資格となるので、更なる勉強が必要です。
将来的にスポーツチームを専属で見たい方にお勧めの資格です。
【指導対象】
<CPT>
アスリートだけでなく、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行います。そのため、NSCA-CPTはトレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術が必要となります。
補足としてプロのトレーナーは、トレーニング指導だけでなくお客様の目標設定や健康と幸せに向かってリードするガイド役でなくてはなりません。
常に寄り添い、正しい方向に導く能力を私も身に付けていきます。
<CSCS>
主にアスリート、スポーツチームです。筋力トレーニングや他の体力要素の指導だけでなく、施設を運営、管理することも重要な職務となります。また、栄養、ドーピング、生活習慣に関する指導など、教育者的側面も併せ持っています。
教育者的な側面も併せ持つ必要があるため、マンツーマンだけでなく、チームなど多数のクライアントを指導していきたい人は、取得を目指してみるのも良いと思います。
私は1人ひとりのお客様と深く関わり、目標達成と感動を共有したいのでCPTの取得までを考えています。
【まとめ】
NSCA-CPTはパーソナルトレーニングの指導、NSCA-CSCSはスポーツ選手、スポーツチームへのトレーニング指導やジムの経営、マネージメントに向いている資格といえますね!
一般の方を対象としてパーソナルトレーナーを目指している方はNSCA-CPTの取得をおすすめします!
以下の条件1~3を満たしていることが必要になります。
1.出願時に満18歳以上で、高等学校卒業以上の者または高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)合格者。
出願時に、高等学校の卒業証明書、もしくは学校教育法が定める4年制大学、短期大学もしくは専修学校の卒業証明書もしくは在学証明書、または高等学校卒業程度認定試験もしくは大学入学資格検定合格証明書、または学位取得証明する書類(学位授与証明書、修了証明書など)が必要。
2.出願時および受験時に、NSCAジャパンの会員(正会員、学生会員、英文会員)であること、または出願時にNSCAジャパンに入会手続き中であること。
3.出願時に有効なCPRおよびAEDの認定を保持していること(受験日の1年後までのコピー提出可)
条件が色々と書いてありますがつまり、高校卒業の証明書かそれと同程度の証明書・NSCAの会員であること(もしくは申請中)・CPRおよびAED認定の保持の三点になります。
私はすでに全て満たしているので、あとは試験に合格するのみです!
ちなみに…CSCSは大卒以上の証明書がないと取れないのでご注意を。
最後までご覧頂きありがとうございました。
今回の記事は以上になります。
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【次回は】
1,【費用は?】2,【受験方法は?】3,【試験内容は?】4,【試験の合格率は?】
について投稿いたしますのでお楽しみに♫
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TRAINER’S GYM(トレーナーズジム) 曙橋店で
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助政桂多
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