パーソナルトレーナーの基礎知識!  生理学VOL.2

こんにちは!
パーソナルトレーナーを目指して勉強中の馬場直規です。

前回の生理学は人間の体がどのような経路でエネルギーが使われていくのかお話させていただいたので、今回は【ホルモン】のお話をさせていただきます。                                最近メディアの取り上げや有名なモデルさんなど多くの方が取り組まれている【ケトジェニック(糖質制限ダイエット)】こちらのダイエットは普段人間がエネルギー源にしている糖質を脂質に変えてダイエットをしていく方法です。この方法でダイエットをしていくには普段のエネルギー源である糖質を枯渇させ、サブ燃料である脂質をエネルギー源にするケトーシスという状態にしなければなりません。                      ケトーシスにするには糖質を制限し脂質を大量に摂取することが必要になります。

記事で説明いたしますが、ケトジェニック中は糖質をほとんど摂取しないので筋肉が分解されやすくなります。
それをできるだけ防ぐために生理学を学び、対策方法を知っておくことが   大切になります。


目次                                     ・【運動強度と継続時間】
・【糖新生とは?】                                    ホルモンについて
・【インスリン】
・【グルカゴン】
・【成長ホルモン】
・【テストステロン】
・【エストロゲン・プロゲステロン】
・【コルチゾール】
・【 甲状腺ホルモン】

・【運動強度と継続時間】                                                      

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前回お話させていただきました・ホスファゲン機構・解糖系機構・酸化機構この機構は、全てが常に働いており運動強度と継続時間によって、働く割合が変わります。

・【糖新生とは?】

糖質をしっかり摂取していると肝臓にグリコーゲンが溜まります。ただ十分な糖質を摂取していない場合は半日~1日程で枯渇します。       枯渇するとグルコースを供給する糖質以外の物質をグルコースに変換する糖新生が起きます。
糖新生に使われる材料は筋肉の分解によって供給されるアミノ酸、脂肪細胞の中性脂肪(トリグリセリド)の分解で出るグリセロール、嫌気的解糖によって出る乳酸です。                                糖新生が起こるとせっかくトレーニングして付けた筋肉も自ら削ってしまいます。                                 じゃあケトジェニックは糖新生が起こるんじゃないの?と思いますよね!    そうですケトジェニック中は非常に糖新生が起こりやすい状況になっています。                                     糖新生を起こさない対策として空腹感を感じる前に食事をとる、脂質は自身に合った量を必ず摂取する、90分以上のトレーニングをしない、などがあげられます。

ホルモンについて


・【インスリン】
インスリンは膵臓のベータ細胞で作られるホルモンです。糖質を摂取するとブドウ糖に分解され、小腸から血液に吸収されます。血液中のブドウ糖が増加すると膵臓からインスリンが分泌され、ブドウ糖は筋肉などへ送られ、 エネルギーとして利用されます。そして血糖値の上昇を抑える働きがあります。筋肉をつけるためには糖質とタンパク質の摂取が大切だということですね!

・【グルカゴン】
グルカゴンは膵臓のアルファ細胞で作られるホルモンです。インスリンとは反対で血糖値の上昇をさせる物質です。空腹を感じている時はグルカゴンが出ている可能性が高いので、空腹を感じる前に何か間食ができるといいですね!

・【成長ホルモン】                                      成長ホルモンはトレーニングを行うと多く分泌され、タンパク質を合成して筋肉をつけたり、脂質の代謝を促進し、体脂肪を燃焼効果があると言われています。

・【テストステロン】                        テストステロンはタンパク質の合成などを促してくれるのでトレーニングをしていく上ではとても大切なホルモンになります。                     そしてメンタル面にも作用しストレス処理や幸せホルモンというドーパミンの産生、集中力向上などたくさんのメリットがあります。

・【エストロゲン、プロゲステロン】
エストロゲンは女性らしさを作るホルモンで、女性らしい丸みのある体型を作ったり、肌を美しくしたりする作用があります。

・【コルチゾール】                                        
コルチゾールは肝臓での糖新生、筋肉でのタンパク質代謝、脂肪組織での脂肪の分解などの代謝の促進、抗炎症および免疫抑制などで人間にとっては 大切なホルモンです。特にストレスを感じた時によく出ると言われています。トレーニングしている上では筋肉が減少してしまうのであまりストレスは溜め込みたくないですね!

・【甲状腺ホルモン】
甲状腺ホルモンは摂取したタンパク質、脂質、炭水化物を代謝し、体の組織を作る材料や体を動かすエネルギー源として利用されます。        甲状腺ホルモンの異常時には甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまうバセドウ病、逆に不足してしまう橋本病があります。

今回は生理学のお話をさせていただきました。             勉強していくと運動強度や運動時間、ホルモンのことなどたくさんのことがトレーニングに関係していました。                  トレーニングのみならず、食事、睡眠、生活習慣なども関わってくるので すべてをお客様にご案内することが大切だと思いました。

最後までお読み頂きありがとうございました。
次回は【栄養学】についてお話ししていきます。

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パーソナルトレーナースクールに通学し、プロのトレーナーとして資格取得を目指して勉強中の馬場直規でした。

次回の記事もよろしくお願いします。

馬場直規

コラムを書いた人
馬場直規

トレーナーズラボ第13期生の馬場直規です。

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