コラムを書いた人
馬場直規
トレーナーズラボ第13期生の馬場直規です。
こんにちは!
パーソナルトレーナーを目指して勉強中の馬場直規です。
今回は【生理学】についての記事になります!
生理学は人体の機能がどのように働くか、摂取した栄養がどのように体に 作用するかなどパーソナルトレーナーとしてお客様にトレーニング、食事をご案内していくには必要不可欠なものとなっております。
目次
・【代謝について】
・【ATPについて】
・【ホスファゲン機構について】
・【解糖系機構について】
・【酸化系機構について】
同化作用...食事やサプリメントなどを体内に吸収すること。
異化作用...自身の筋肉を分解して栄養にしてしまうこと。 この同化作用、異化作用のことを代謝と言います。
ATPとはアデノシン3リン酸の略で、アデニン、リボース、3つのリン酸で 出来ています。そしてATPが分解されるとADP(アデノシン2リン酸)になります。分解されるときに生じるエネルギーを使って筋収縮が行われます。 ただ筋肉の中に貯蔵されているATPの量は限られていて、運動を続けるにはATPの再合成や産生が必要となります。ATPを新たに作るには大きく3つの 方法があり、【ホスファゲン機構】【解糖系機構】【酸化機構】と呼ばれています。これら3つのものにはそれぞれ運動時間や強度によって変わっていきます。筋細胞にATPを貯蔵することもできるが限度があり、継続的に筋活動を行うためにはATPの供給(再合成)が必要になります。
ホスファゲン機構は筋肉にわずかな量しか貯蔵できないため、大きな力を 生み出すと筋肉のATPはすぐに枯渇してしまいます。
ホスファゲン機構は、筋肉の中でクレアチンがリン酸と繋がりクレアチンリン酸となり、ADPにリン酸を与えることでATPを再合成します。 ただクレアチンリン酸の量も限られており、ホスファゲン機構の持続時間は0~6秒程度であると言われています。
解糖系は筋肉の中にある糖質、糖質は筋肉に届く際グリコ―ゲンとなり ピルビン酸に分解されます。ピルビン酸はミトコンドリアで代謝されますが、一気に激しい運動をした場合ピルビン酸は、乳酸へと変わります。 この作用を早い解糖と言います。そしてこの時に発生したエネルギーがATPの産生に使われます。 実は解糖系には【速い解糖】と【遅い解糖系】がございます。 遅い解糖は速い解糖とは違い、ピルビン酸のままミトコンドリアに運ばれます。速い解糖よりはゆっくりなものの多くのATPを産生できます。
酸化機構は、ピルビン酸や脂肪が分解し生成されたアセチルCoAがミトコンドリア内で処理されます。そこで多くのATPが再合成される。
この経路自体がはとても複雑なので、代謝の際に酸素を必要とするため ホスファゲン機構や解糖系とは違い瞬発的なエネルギー供給には向いていません。 ただエネルギーの供給量は多いので酸化機構のATP産生によって長時間の運動が可能となります。
少し難しいお話になりましたが、こういったことを生かしていくと お客様に的確なアドバイスしていけるかなと思います。
次回は生理学について『VOL.2』お話しします。
パーソナルトレーナーを目指して勉強中の馬場直規でした。
次回の記事もよろしくお願いします。
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最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
パーソナルトレーナースクールに通学し、プロのトレーナーとして資格取得を目指して勉強中の馬場直規でした。
次回の記事もよろしくお願いします。