トレーナーとして生理学⑤

前回までで、糖新生、ATP、運動のエネルギー機構を見てきました。今回は、その中で酸化機構を使ってダイエットするケトジェニクを簡単に説明していきたいです。

酸化機構

運動時のエネルギー機構の中で出てきましたね。酸化機構は3分以上の運動に使われるエネルギー機構。また日常生活の殆どは酸化機構でエネルギーを賄っています。 

画像
酸化機構

ミトコンドリア内でATPが作られる。クエン酸回路を通じて。原料は脂肪や筋肉から糖新生した糖です。ATPの生産スピードは遅いですが、生産量は一番多いエネルギー機構です。

この機構を使って行うダイエット方がケトジェニクです。ケトジェニクでは、殆ど糖を食べません。
その代わり、脂質を多く取ります。糖新生で糖を作り出し、酸化機構でATPを生産します。

脂肪が代謝で使われる為ダイエットできるというシステムです。

簡単にケトジェニクを説明しましたが、詳しくはまた栄養学の所で話します。

次回は筋肉を大きくするのに必要なホルモンについてやっていきます。

千原 文則

コラムを書いた人
千原 文則

トレーナーズラボ第21期生の千原 文則です。

instagram