コラムを書いた人
佐藤涼太
トレーナーズラボ第6期生の佐藤涼太です。
早速結論を申し上げます。
必要です!!
理由は、食事は私たちの身体を作る源だからです!
ボディメイクをご案内するのが
パーソナルトレーナーの仕事です。
お客様に食事指導、ボディメイクを行う上で
栄養学の知識は必要不可欠なのです。
しっかりとした栄養学の知識を学び、
そしてお客様にお伝えし、実践していただけることで
顧客満足度が上がるのではないでしょうか。
そのために、一緒に勉強していきましょう!
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皆さんは、「五大栄養素」と言われてピンときますか?
五大栄養素とは…
・炭水化物
・脂質
・タンパク質
・ビタミン
・ミネラル
の五種類です。
この中で、炭水化物、脂質、タンパク質は
エネルギー源や身体の組織となる栄養素として
「三大栄養素」と呼ばれています。
ビタミン・ミネラルは微量元素であり、
身体の調子を整える働きをします。
炭水化物とは、
聞き馴染みのあるブドウ糖や
果物に入っている果糖などの
「単糖」と呼ばれるものから構成している総称です。
単糖については後ほど詳しく説明します✨
炭水化物には主に3つの特徴があります。
1. 効率が良いエネルギー源
2. 貯蔵エネルギーになる
3. 1gあたり4kcal
例えば、この食品だと
炭水化物が9.3gなので
炭水化物だけのカロリーでいえば
「9.3×4=37.2kcal」ということがわかります!
皆さんは、「炭水化物と糖質の違いは何?」と聞かれて答えられますか?
厳密には…
炭水化物=糖質+食物繊維
となります!
よく聞く食物繊維とは
炭水化物の一種だったのですね🤔
炭水化物は構成している単糖の数によって
名前が変わります。
【単糖類】
・ブドウ糖(グルコース)
→自然界に最も多く存在している糖です。
果物やはちみつなどに含まれます。
・果糖(フルクトース)
→果糖いつもブドウ糖とくっついています。
ブドウ糖と同じく、果物やはちみつなどに含まれま
す。
・ガラクトース
→乳製品に含まれます。
【二糖類】
・ショ糖(スクロース)
→ブドウ糖と果糖の化合物で、
砂糖の主成分になります。
・乳糖(ラクトース)
→ブドウ糖とガラクトースの化合物です。
母乳や牛乳、乳製品に含まれます。
・麦芽糖(マルトース)
→ブドウ糖が2つ結合したものです。
水飴の主成分になります。
【少糖類】
・マルトオリゴ糖
→ブドウ糖を含むオリゴ糖です。
根菜類や大豆類に含まれます。
・その他のオリゴ糖
→マルトオリゴ糖以外のオリゴ糖です。
【多糖類】
・デンプン
→ブドウ糖がたくさん集まったものです。
お米に含まれます。
・非デンプン性多糖類
→消化されにくいデンプンです。
食物繊維がこれにあたります。
皆さんは「GI値」という単語を
聞いたことがあるでしょうか。
GI値とは…
食品における血糖値(血液中のブドウ糖濃度)の
上昇度合いを示した数値
です!
血糖値が上昇すると
インスリンが(この前の生理学でやった!)分泌され、血糖値を下げてくれます。
血糖値の上昇度合いが高い(高GI値)の
食品を摂取すると
血糖値が急に上がりインスリンの働きで
血糖値が急に下がる。
この血糖値の乱高下が
急な眠気やイライラに繋がります。
またインスリンは、
脂肪合成の促進や脂肪分解の抑制作用があります。
(前回の復習ですね🖋)
そのため低GI値の食品が好まれるのです!
低GI値の食品: 玄米、そば、全粒粉パン、オートミールなど
脂質とは、
水では溶けない、有機溶媒で溶ける化合物です。
脂質と聞くと「取らない方がいいもの」と
認識している人が多いと思います。
しかし、脂質は人間にとって必要不可欠なものです。
人間の細胞、臓器、脳はすべて脂質でできており、
これらが正常な働きをするためには
良質な脂質が必要です。
あぶらは
常温で液体のあぶら(油)と
固体のあぶら(脂)があり
これをまとめて、油脂と呼びます。
この油脂は、脂肪酸とグリセリンという分子から
できています。
この油脂や脂肪酸、グリセリン、コレステロールなどをあわせて脂質と呼ぶのです!
脂質は主に3つの特徴があります。
1. 第二のエネルギー源
第一のエネルギー源は炭水化物(糖質)ですが、
それが無くなると脂質がエレルギー源になります。
これがいわゆる糖質制限ダイエットの肝です!
2. 脂溶性ビタミンの吸収促進
脂溶性ビタミンとはビタミンA.D.E.Kのことです。
このビタミンは水で溶けず、脂で溶けるので
脂質が必要となるのです。
3. 1gあたり9kcal
炭水化物、タンパク質の
2倍以上のカロリーを持っています。
よって脂質の取りすぎは
オーバーカロリー(カロリーをとり過ぎてしまう)
の元になります⚠️
脂質の種類は以下の通りです。
次にこの脂質達を詳しく説明していきます。
脂質は大きく分けて
①「飽和脂肪酸」 ②「不飽和脂肪酸」
に分けられます。
①飽和脂肪酸とはバターやお肉などの動物性脂肪に
多く含まれており、融点が高く常温で固体のものが
多いのが特徴です。
また、飽和脂肪酸は炭素の数で名前が異なります。
・短鎖脂肪酸(炭素数2、4、6)
【バターなど】・中鎖脂肪酸(炭素数8、10)
【ココナッツオイル、MCTオイルなど】・長鎖脂肪酸(炭素数12以上)
【肉類の脂など】
②不飽和脂肪酸とは植物性油や魚油に
多く含まれており、常温で液体のものが多いのが
特徴です。
また、不飽和脂肪酸は3種類あります。
1.一価不飽和脂肪酸(体内で作ることができる脂)
・オメガ9脂肪酸(オレイン酸)
【オリーブオイル、米油、アボカドなど】
2.多価不飽和脂肪酸(体内で作ることができない脂) ①オメガ3脂肪酸(αリノレイン酸、EPA、DHA)
【魚油、アマニ油、えごま油など】②オメガ6 脂肪酸(リノール酸)
【サラダ油、マヨネーズ、ごま油など】
3.トランス脂肪酸(人工的に作った脂)
【マーガリン、ショートニングなど】
次に身体に「悪いあぶら」と「良いあぶら」について
紹介していきます!
悪いあぶらは以下の4つです。
・オメガ6 脂肪酸
・動物性脂肪酸(長鎖脂肪酸)
・酸化した脂肪酸
・トランス脂肪酸
オメガ6 脂肪酸と動物性脂肪酸自体は
悪い油ではないのですが、
揚げ物やマヨネーズ、ドレッシング、サラダ油など
普段食べている物にたくさん含まれているので
摂りすぎてしまいがちな、あぶらです。
また、トランス脂肪酸は人工的に加工してある脂で、
体に害がありありなので1番気をつけたい脂です。
良いあぶらは以下の3つです。
・オメガ3脂肪酸
・中鎖脂肪酸
・オメガ9脂肪酸
オメガ3脂肪酸には
αリノレン酸、EPA、DHAが含まれています。
EPAは中性脂肪やldlの低下を促進させ、
血栓を防ぎます。(血液をサラサラにする)
DHAは脳や神経、網膜に影響を及ぼします。
脳の活性化にも効果的です!
中鎖脂肪酸はココナッツオイルやMCTオイルなどに
含まれおり、
エレルギーになりやすく、脂肪になりにくい
という性質があります。
オメガ9脂肪酸にはオレイン酸が含まれており、
便器改善や悪玉コレステロールを低下させる
働きがあります。
今回は、
五大栄養素の炭水化物と脂質について
紹介してきました!
まとめると、
・炭水化物=糖質+食物繊維
・低GI値の食品は脂肪がつきづらい
・オメガ6 脂肪酸の摂りすぎに注意
・トランス脂肪酸は避ける。
・良いあぶらを意識して摂取する。
以上です!
今回もボリューミーでしたね💦
お疲れ様でした☺️
そして、最後までご覧頂きありがとうございました!!