【パーソナルトレーナーとしての知識】栄養学_VOL.2

こんにちわ、白畑知行（しらはた　ともゆき）です。
第7回は前回の続き栄養学についてお話し致します。
前回はたんぱく質と糖質についてお話し致しましたが、このふたつを摂取しても十分にボディメイクには発揮できません。
その他の栄養素も摂取することによってボディメイクだけでなく、健康にも繋がります。
今回の後半は『脂質』『ビタミン』『ミネラル』についてお話しさせていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。

目次
４．脂質
５．ビタミン
６．ミネラル
７．まとめ

４．脂質
５大栄養素で脂質が入っています。これを読んでいただいてる方は「脂質ってそんなに重要なの？」「太るもとじゃん」と感じたと思います。
ただ脂質には種類があり、摂取する量を意識すれば、ボディメイクにも繋がりますので、ものによっては積極的に取り入れるべきものもあります。代表的な脂質は以下になります。
・良質な脂質『オメガ3系脂肪酸』
こちらの成分が入っている脂質は一般的な油と比べてエネルギーになりやすく、脂肪として身体に付きにくいです。良質な脂質は活動エネルギーだけでなく、身体の体温を保持したり、肌荒れ防止、便秘改善に効果があります。摂取する食材としては鮭や鯖などの魚類が身近に売られているためおススメです。またオイル系ですと、MCTオイルやアマニ油があります。オイルものはコーヒーや汁物に入れると摂取しやすいかと思われます。
・良質ではない脂質『トランス脂肪酸』
この名称を聞いてあまりピンとこない方もいると思いますが、実は身近な食品に含まれています。それはマーガリン、マヨネーズ、乳製品になります。こちらは油を加工することによってできるものです。まったく摂取するなということではなく、多く摂りすぎると身体に影響を与えます。多く摂取することによって、肥満だけでなく、体内の血中バランスが崩れ、動脈硬化や心臓疾患になる恐れがあります。

５．ビタミン
ビタミンは身体の健康を保つうえで重要な役割です。
摂取することにより、他の栄養素を摂取したときの吸収を促進したり、代謝を施したりします。
ビタミンは脂質のある食材と摂取すると吸収されやすい『脂溶性ビタミン』と水に溶けやすい『水溶性ビタミン』があります。
その代表的なビタミンの種類と働きは以下になります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　

・ビタミンD（脂溶性ビタミン）　　　　　　　　カルシウムとリンの吸収を促進します。骨・歯の成長に必要です。　　　　　　　　　主な食材としては卵・キノコ類・乳製品などに含まれています。　　　　　

・ビタミンC（水溶性ビタミン）　　　　　　　　よく耳にするビタミンですね。こちらは身体の免疫力を高めるために必要な栄養素になります。そして皮膚の成長にも繋がります。肌のしみやそばかすはそのビタミンが不足しているためでもありますので、積極的に摂って行きましょう。主な食材としては果物類・生のブロッコリーなどに含まれています。　

６．ミネラル
ミネラルは筋肉や臓器などの働きを調整するために必要な栄養素のひとつになります。ミネラルといってもこの名称はまとめたもので、カルシウムやナトリウムなどがミネラルの一種として呼ばれます。ミネラルはアミノ酸と違い身体で生成することが出来ないため食物から摂取する必要があります。　その代表的なミネラルの種類と働きは以下になります。　　　　　　　　　　　　　　

・ナトリウム　　　　　　　　　　　　　　　　ナトリウムは、細胞外液の浸透圧を調整すると共に、体内の水分量を常に一定に保つ働きをします。主に食塩で摂取が可能です。　　　　　

・カルシウム　　　　　　　　　　　　　　　　骨や歯に含まれている栄養素になりまして、ミネラルの中では人体に多く含まれている栄養素です。骨や歯の形成だけでなく、筋肉を収縮させて心臓を規則的に鼓動させる働きもあります。マグネシウムやリンも同じ働きがあります。主に牛乳や小魚で摂取が可能です。

７．まとめ
ボディメイクにおいてまず第一に健康に結果を出すことが重要です。そのためにはこの５大栄養素というのが必要になります。ダイエットで極端に栄養素をカットする人がいますが、それは推奨できません。ケトジェニックダイエットやローファットダイエットとありますが、あれは栄養素をカットしていません。このダイエット類はある一種の栄養素を”制限”しているだけで少なからず摂取はしていますので、健康を害するダイエット法ではありません。ただ極端に減らしたり過剰に摂取すると身体に悪影響を与えてしまうため、ボディメイク時の食事は自分に合った食事量を模索しながら進めていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。