【パーソナルトレーナーとしての知識】栄養学_VOL.1

こんにちは、白畑知行(しらはた ともゆき)です。
第6回目は【栄養学】についてお話し致します。
前回までのお話では生理学についてお話しましたが、身体を鍛えるだけでなく、日常で必ず必要な生活習慣があります。それは食事です。
人は必ず食事をし、エネルギーを摂取して活動していきます。
ボディメイクでも食事は必要です。その食事で「栄養学」を少しでも知っていると、鍛えるだけでなく、健康にも近づいていきます。
今回の【栄養学】も前半と後半に分けてお話し致しますので、どうぞ最後までお付き合いください。

目次
1.5大栄養素
2.糖質
3.たんぱく質

1.5大栄養素
身体をつくるうえで以下の5つの栄養素が必要と言われています。
①たんぱく質
②脂質
③炭水化物
④ビタミン
⑤ミネラル
よく食材や総菜のパッケージ裏側見ると①②③がよく表記されています。
この3つの栄養素は必要ですし、摂取しやすいです。ただ④⑤もしっかり意識して取り入れることでボディメイクに大きな影響を与えます。
これらの栄養が不足すると筋肉の減少・肥満だけでなく、骨密度の減少に伴う骨折のリスク、鬱症状になる恐れもありますので、この5大栄養素は意識してみましょう。

2.糖質
糖質は炭水化物に含まれている栄養素のひとつで、『糖質』と『食物繊維』合わせたもので表記されています。糖質は身体に取り入れるとエネルギー源となり、活動エネルギーに消費または筋肉に貯蔵されます。貯蔵される筋肉が多いほど体力アップに繋がりますが、貯蔵される量より過剰に糖質を摂取してしまうと、肥満に繋がってしまうの恐れがあります。また糖質を少なく摂取し続けると低血糖症になるので注意が必要です。          栄養学ではブドウ糖や乳糖など専門用語が羅列しどんな種類の糖がいいのか、どんな食材がいいのかとなりますが、一般的に意識しやすいのは『GI値』です。GI値は食べた食材によって血糖値の上昇を表す指数になります。GI値が低い食材の例では玄米、蕎麦、ライ麦パン、ごぼうがあります。いま例を挙げた食材ですが、すべて茶色ですね。茶色い食材は食物繊維が多く含まれているため、血糖値が上がりにくいので、この『GI値』というのを覚えていただければボディメイク時の食事摂取で困らないと思いますので参考にしていただければと思います。もちろんカロリーを多く摂取するとこちらも肥満につながるので適度な量を摂りましょう。ちなみに玄米が苦手な方は白米に食物繊維が豊富なもち麦を混ぜていただくのがおススメです。

3.たんぱく質
たんぱく質は身体の組織構成する上で重要な栄養素になります。筋肉だけでなく、爪、皮、髪の毛といったパーツにも必要です。不足しますと髪の毛や肌に艶がなくなったりします。ボディメイクだけでなく通常の食事においてたんぱく質の摂取量は不足しないようにしましょう。          身体に必要なたんぱく質ですが、この栄養素は20種類のアミノ酸から構成されており、アミノ酸の組み合わせ・種類などの違いによってさまざまな種類のたんぱく質があり、それぞれ異なる役割を果たしています。アミノ酸は、体内でつくれない「必須アミノ酸」と体内で合成できる「非必須アミノ酸」に分類され、必須アミノ酸は体内でつくれないため、必要な分を食品から摂取しなければなりません。そのため肉類や魚介類といった良質なたんぱく質を摂取するよう心掛けましょう。

●まとめ
今回は2つの栄養素についてご説明致しました。この2つは自分自身の活動エネルギーと身体の組織を作るうえでとても重要なものになります。過剰に摂取してはいけませんが、適切な量を摂ることにより、減量もそうですが、健康につながりますので、バランスよく摂っていきましょう。

次回の後半は『脂質』『ビタミン』『ミネラル』についてお話し致します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

白畑知行

コラムを書いた人
白畑知行

トレーナーズラボ第17期生の白畑知行です。

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