実際の受験方法や費用について

前回説明したパーソナルトレーナーについて話していきたい。健康と体力のニーズに関して、評価・動機づけ・教育・トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う、優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格である。
今回は実際NSCA-CPTの料金、受験方法、試験内容をまとめた。

・費用
・受験方法
・試験の内容
・試験の難易度、合格率

・受験のための費用
NSCA-CPT認定試験税込46,000円。
他にも協会に入るため13,000程かかる。
また、ADSや救急救命の取得は別に費用がかかる。
そのため受験するにも6万~7万ほどはかかる。
教科書代も入れれば10万近くになり決して安いものではない。しかし、生理学、運動学、栄養学、精神学等医療現場でも使われる知識が問われるため価値はたかいといえる。

・出願方法
出願は以下の方法である。
まずCPR/AEDの認定証は、下記の内容が記載されている面すべてをコピーして郵送する必要がある。また受講した講習または認定の名称・氏名・認定日・有効期間が書かれていないと受理されない。

①マイページからの出願。
NSCAの協会に加入し、
マイページ上部メニューの「試験 > 出願」より出願。
※マイページの利用には、NSCAジャパンの会員であることが必要。
※「受験料の支払い」「学歴証明書の郵送」のすべてが揃って出願手続き完了となる。
出願が完了すると、つづけて受験料のお支払いページへすすむ。お支払い方法は、クレジット、コンビニ、ペイジーの3種類。

②テストセンターの予約
出願手続き完了後、2~3週間後にピアソンVUEから届く試験予約の案内メールにしたがってテストセンターを予約する。

③受験当日
受験当日は、予約した試験開始時刻の15分前には、テストセンターに到着しておく。本人確認および受験に際しての注意事項などの説明のあと、試験が開始される。
※テストセンターでは、受付時に有効な身分証明書の提示を求めらる。日本の公的機関により発行された身分証明書を提示できない場合は受験できず、「欠席」となるため注意!。改めての試験予約はできず、受験料の返金もおこなわれない。

・試験時間
試験時間だがNSCA-CPT認定試験3時間程。
試験中にいつでも途中休憩をとることができるが、試験時間は進行するため注意が必要である。

・NSCA-CPT 出題範囲 
出題範囲は以下の通りである。
NSCA-CPTの試験は、スコアード問題140問とノンスコアード問題15問で構成。

○ノンスコアード問題
ノンスコアード問題とは点数には加算されず、今後の試験問題作成の為に活用される問題である。

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クライアントに対する面談と評価
パーソナルトレーナーが、クライアントとのトレーニング活動を開始する前に行うもの。
クライアントと面談し、現在の健康評価と体力評価を行う際に必要となる知識が問われる。また、それらの知識の一つのベースとして、栄養学の理解も必要となる。

エクササイズテクニック
ストレッチ、自重トレーニング、スタビリティ・エクササイズ、レジスタンストレーニング、有酸素性トレーニングなど、さまざまなエクササイズについての適切なテクニックや、それらのエラーテクニックに対する修正エクササイズを理解しているか?、などの知識が問われる。
エクササイズテクニックは、バイオメカニクスとの関連性が強く、特にエクササイズのエラーテクニックを理解する際には、「なぜそのテクニックが不適切なのか?」という点を理解する前に、身体にかかる物理的な負荷とそのメカニズムも理解しておく必要がある。

プログラムプランニング
クライアントのニーズに合ったトレーニングプログラムを計画するために必要な知識が問われる。
レジスタンストレーニングや有酸素性持久力トレーニング、プライオメトリックトレーニングやスピードトレーニングなどが含まれまれる。特に健康に問題のないクライアントのみならず、糖尿病や高血圧を抱えるクライアント、高齢者、アスリート、妊婦、整形外科的疾患を抱えるクライアントなど、幅広い対象者に対して適切なプログラムプランニングを組むための知識を理解しているかが問われる。
解剖生理学やトレーニングに対する適応など、基礎知識を正しく理解することが、プログラムプランニングを理解するための近道である。

安全性、緊急時の手順、法的諸問題
パーソナルトレーナーとして活動するために、安全な施設条件や機器の管理について理解しておくことは必須!。また、いざというときに対応できるよう法的諸問題についても理解する必要がある。
パーソナルトレーナーとして安心して安全に活動できるよう、しっかり学習しましょう。

・合格率
NSCA-CPTの合格率は75.0%。
7割~8割は合格するため合格率は高いのではないか。

・資格を取るメリット
自分の健康増進が出来る
医学的知識をしっかりと持ちトレーニング指導可能。
一般人だけでなく、スポーツ関係の人にも指導可能。
自分を磨きモテル…かもしれない。
日本の健康寿命延長の手助けできる。
未来の社会を救える。

・資格を取るデメリット
トレーニング、食事のやり方により病気にされてしまうこともある。また命に関わることも

・まとめ
今回はNSCA-CPTの費用・受験方法を中心に話した。
またメリット、デメリットを自分なりに考察した。結果自分はとても価値が高く今後の日本の未来には必要な職業と考える。

佐藤創輝

コラムを書いた人
佐藤創輝

トレーナーズラボ第16期生の佐藤創輝です。

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