【生理学】パーソナルトレーナーに必要不可欠?生理学について_VOL.2

こんにちは!
前回の記事の続きとなっています!

生理学を勉強した後、実際にケトジェニックダイエットを行ってみました!
※ケトジェニックダイエットとは、糖質を控えて、肉や魚など、脂質やたんぱく質をメインにするダイエット。
糖質ではなく、脂質をエネルギー源にして、脂肪燃焼を狙うダイエットのこと。

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生理学の知識とケトジェニックダイエットで効率が上がったのか、その理由などをまとめてみました!

●目次

糖新生とは
運動強度と運動持続時間について(エネルギー供給の観点から)
ホルモンについて
ボディーメイクに関わるホルモン<インスリン>
ボディーメイクに関わるホルモンに<グルカゴン>
ボディーメイクに関わるホルモン<成長ホルモン>
ボディーメイクに関わるホルモン<エストロゲン・プロゲステロン>
ボディーメイクに関わるホルモン<コルチゾール>
ボディーメイクに関わるホルモン<甲状腺ホルモン>

●生理学を勉強した感想

   

糖新生とは

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糖新生とは飢餓状態において主に肝臓で炭水化物以外の基質からグルコースを生合成する経路のことです。
つまり、糖質以外の物質からグルコースを生み出して、エネルギーを補充することです!

この糖新生はアミノ酸もエネルギーとして分解されます。
アミノ酸は筋肉から分解されるので、
すなわち、筋肉が減ることを意味します!
これは全トレーニーが避けないといけないことなのです。。笑

糖新生については、また別の記事でまとめたいと思います!

運動強度と運動持続時間について(エネルギー供給の観点から)

前回の記事と重複してしまいますが、復習も兼ねて、改めておさらいしてみましょう!
人間は図の通り、ホスファゲン機構→解糖系機構→酸化機構
この順にエネルギーは産生されます。
※クレアチンリン酸系=ホスファゲン機構

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そして、ホスファゲン機構は運動強度は強いですが、運動時間は0〜6秒程と短いです。

 解糖系機構は運動時間が2分程度の(速い解糖)、2分から3分以上の(遅い解糖)にわけられます。
いずれも強度はホスファゲン機構ほどないものです。

 酸化系機構は生産速度は最も遅く、発揮される運動強度も弱いですが、運動時間は1番長いです。

ホルモンについて

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ホルモンは、モツとも呼ばれる内臓肉のことです。主にホルモンとして出回っているのは腸や胃の部分ですが、その他の内蔵肉全般のことも、ホルモンと呼びます。

・・・これは焼肉のホルモンですね笑

人間のホルモンは
内分泌系から作られ、血中で放出される化学伝達物質のことです。

難しい書き方して申し訳ありません。笑

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このホルモンは人間の機能を一定の状態に保つよう、調整するように働きます。

参照
一般社団法人内分泌協会ホームページ

http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=3

ホルモンは様々な種類がございます。
以下よりご紹介いたします。

ボディーメイクに関わるホルモン<インスリン>

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インスリンの分子

インスリンは聞いたことある方は多いのではないでしょうか。
ネットで調べるとWikipediaでは難しい表現しておりますが、簡単に言うと
①血糖値を下げるホルモン
②たんぱく質の合成促進
③脂肪の合成促進

以上の3つが主な作用がです。
血糖値が上がると膵臓から出て、血糖値を下げるために放出されます。

筋トレ後に糖質を取る目的はこのインスリンを分泌させ、②のたんぱく質合成を狙ってるためですね!
なので、同化ホルモンとも呼ばれます。

ボディーメイクに関わるホルモンに<グルカゴン>

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グルカゴンは血糖値を上げるホルモンです。
空腹時に血糖値を上げるように作用します。
グリコーゲンをアミノ酸から発生させるため、簡単に言うと筋肉を減らして、空腹から守ってるというイメージです!(糖新生)
筋肉の分解は避けないといけないですね!

ボディーメイクに関わるホルモン<成長ホルモン>

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成長ホルモンの役割は年齢ごとに異なります。

脳の下にある脳下垂体から分泌されるホルモンです。
成長期は、人間の骨・軟骨・主要臓器の形成、成長に必要なホルモンの1つです。

成人の成長ホルモンの働きは脂肪燃焼効果の働きがメインです。
乳酸の発生する運動をしたら成長ホルモンが分泌されます。
ダイエット時はこの成長ホルモンを分泌させる運動をメインに行うと脂肪燃焼が促進されます。

ボディーメイクに関わるホルモン<エストロゲン・プロゲステロン>

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エストロゲン(卵胞ホルモン)

妊娠に備える働きをするホルモンで、
通称で美肌ホルモンともいわれています。
肌に潤いやハリを与えたり、髪の成長を促したりしてくれます。
他にも、代謝を促す、血管や骨を強くする、自律神経を整える、頭脳の働きを良くするなどの役割も果たしているため、エストロゲンの分泌が活発になる月経開始から排卵日までの期間は、女性は体調が安定しやすくなります。

プロゲステロン(黄体ホルモン)

妊娠を維持するために働くホルモンなので、排卵日から月経がはじまるまでの間に増加し、
子宮内膜を厚くし、体温を高くして妊娠に備える指令を出しています。
女性の排卵日以降の体温が上昇するのはこのホルモンの働きです。
妊娠した場合に備えて、女性をあまり活発にさせないように作用するという説もあります。
ちなみに、妊娠してからは分泌量がグンとアップし、妊娠状態を維持したり、乳腺を増やしたりする役割も果たします。

ボディーメイクに関わるホルモン<コルチゾール>

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コルチゾールはストレスホルモンとも言われます。
アミノ酸を糖質に変換する作用があります(異化作用)
カタボリックしてしまうことですね。
筋肉にとっては良くない作用が多いホルモンです。

寝起きのときや、ストレス過多になったとき分泌が多くなるようです。
ストレスが少ない生活が今の時代、望ましいですよね。。

ボディーメイクに関わるホルモン<甲状腺ホルモン>

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甲状腺ホルモンとは、
甲状腺から分泌され、一般に全身の細胞に作用して細胞の代謝率を上昇させる働きをもつ、アミノ酸誘導体のホルモンのこと。

全身に働きをかけるホルモンですね!
影響力が大きいホルモンのようですね!

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●生理学を勉強した感想

生理学は主に身体の仕組みを理解することを目的として、勉強しました!
筋肉の分解に関係あるのはこのホルモンだったり、停滞の理由もホルモンが原因なのを知ることができました。
停滞の理由が分かれば対応も可能なので焦らずに済みますね!

以上です!
お役に立てれば幸いです!

金山周平

コラムを書いた人
金山周平

トレーナーズラボ第3期生の金山周平です。

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