パーソナルトレーナーと栄養学VOL.2

こんにちは、今回は三大栄養素のあと一つタンパク質についてお話していきます!

トレーニーには必要不可欠なタンパク質!!

しかし、トレーニングしていない人にもとっても必要な栄養素なんです。

タンパク質の働きや重要性を知ってもらい、食卓にもう一品追加していただけると嬉しいです。

目次

  1. 1.タンパク質って何?
  2. 2.良質なタンパク質とは?
  3. 3.プロテインについて
  4. 4.プロテインの種類

1.タンパク質って何?

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タンパク質とは、体内で合成することができる9種類の必須アミノ酸と体内で合成することができる11種類の非必須アミノ酸から構成された化合物です。

摂取したタンパク質は、アミノ酸まで分解され、必要なタンパク質(筋肉など)へと再合成されます。アミノ酸には、肝機能の強化成長促進体組織の修復など体内で大切な働きをしています。

筋肉臓器血液皮膚髪の毛など身体を構成するもっとも重要な成分であり、全身の様々な機能を調節するホルモン免疫抗体、消化や代謝を促す酵素もタンパク質から作られています。

不足してしまうと身体全体の機能にかからっているため、体力・免疫力の低下につながります。

エネルギー源となる糖質や脂質が不足するとタンパク質が分解されエネルギー源として利用されたり、身体の2割はタンパク質でできておりとても重要な栄養素なんです!

タンパク質は、動物性タンパク質植物性タンパク質に分けることができます。

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肉類、魚介類、卵、乳製品などに含まれている動物由来のタンパク質のこと。

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米、小麦、大豆、野菜や果物にも含まれている植物由来のタンパク質のこと。

動物性タンパク質は体内で合成することができない必須アミノ酸を全て含んでいるが、一部の植物性タンパク質には全て含まれていない食材もある。
また、動物性タンパク質の方が植物性タンパク質よりも吸収率が高い。

「じゃあ動物性タンパク質だけ取ってればいいじゃん!!」って思いましたよね。

しかし、動物性タンパク質でも食材によっては脂質が多く含まれカロリーが高くなっています。
一方で植物性タンパク質はビタミン、ミネラルも摂取できるのでとても重要な役割を果たすのです。

動物性タンパク質植物性タンパク質をバランスよく摂取するようにしましょう。

2.良質なタンパク質とは?

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タンパク質を含む食材はたくさんありますが、食品によって質が異なり「動物性タンパク質と植物性タンパク質をバランスよく摂取すると良い」と言われたところで何を食べたら良いかわからないと思います。

その質というのは、必須アミノ酸の含有割合で決まり、理想的なアミノ酸組成とその食品を比較して算出したものがアミノ酸スコアです。

アミノ酸スコアが100に近いほど良質なタンパク質ということです。

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アミノ酸スコアが100に満たない植物性タンパク質でも、アミノ酸スコアが100の食品と組み合わせて食べることで充分なタンパク質を生成することができます。

組み合わせることで、脂質を抑え、ビタミン・ミネラルの摂取もすることが可能になるのです!これがバランスの取れたタンパク質の摂取!!!

3.プロテインについて

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厚生労働省による日本人の食事摂取基準(2020版)によると15歳以上の1日の基準となるタンパク質量は「体重✖️0.66」と定められています。

バランスの取れた食事で補うことが理想ですが、たくさん食べることが難しい人やトレーニングしている人「体重✖️1〜2」のタンパク質量が必要になります。

そのような時に活用できるものがプロテインです。

リアルフードに加えてプロテインを摂取することで充分なタンパク質量を確保しましょう。

普段からのバランスの取れた食事があってこそのプロテインです。

4.プロテインの種類

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目的に合わせてプロテインの摂取をオススメします。
毎食バランスよく食事があってこそのプロテインです。まずはリアルフードからの栄養補給を!

今回はここまで!

タンパク質は身体を構成するために欠かせません。動物性タンパク質と植物性タンパク質をバランスよく摂取し、タンパク質不足を解消しましょう!!

最後までお付き合い頂きありがとうございます。感謝します。

西郷滉洋

コラムを書いた人
西郷滉洋

トレーナーズラボ第6期生の西郷滉洋です。