コラムを書いた人
塚原李里香
トレーナーズラボ第17期生の塚原李里香です。
こんにちは。塚原です!
パーソナルトレーナーって器具の使い方と安全性だけ分かってればいいんじゃないの?
と、思ってる方ももしかしたらいるかもしれません。実は私も元々そうでした。
しかし、生理学を理解するからこそ正しく、効率の良いボディメイクができる事を知りました!
今回はその「生理学」についてまとめてみようと思います。
代謝とは、外部からとり入れた炭水化物・脂質・炭水化物などのエネルギー源を分解、吸収して実際にエネルギーにするまでの過程の事をいいます。
その代謝の種類は大きく二つに分けられます。
①同化作用・・・
小さな分子を大きな分子に合成すること。
(アミノ酸からたんぱく質を合成するなど)
②異化作用・・・
自分の身体の大きな分子を小さい分子に変換すること。変換するのに伴ってエネルギーが放出される。
その、異化作用によって作り出されるエネルギーの事をATPといいます。
では次にそのATPについて詳しく見ていきましょう!
ATPの正式名称は「アデノシン三リン酸」です。
筋肉を動かしたり、呼吸をしたり代謝したりと、私達が生きていくにはエネルギーが必要です!
しかし、食べたものをそのまんまエネルギーにする事はできません。
そこで、栄養素を細胞内でATPというエネルギー源に変換します。
ADPの正式名称は「アデノシン二リン酸」です。
先程説明したATPが酵素の働きでADPに変換されます。その時にリン酸とエネルギーが放出され、得ることができます。
ご飯を食べたり、脂肪を分解しエネルギーを得る
⬇️
ADP+リン酸でATPを作る
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ATPをADPに分解してエネルギーを得る
エネルギーの貯蔵するには限度があります。
ですので、もう一度ATPを作り直してエネルギーを得ます!⇒再合成
再合成には、再合成をする為の三つのエネルギー供給機構が存在しています。
一つ一つ説明していきます!
酸素を必要としない無酸素性機構です。
ホスファゲン機構は、ATPの生産速度がとても早いため、短時間で強高度の身体活動時に主要な機構です。
(例:スクワットやジャンプなど)
それだけでなく全ての運動時にも動員されます。
ただ、ホスファゲン機構はエネルギー量が少ない為、長時間の運動時には充分なエネルギー供給をすることができません。
速い解糖と遅い解糖に分けられます。
解糖系はグルコースや筋に蓄えられたグリコーゲンを分解してATPを生産します。
・速い解糖・・・30秒〜2分間程度の運動時に働く
(例:レジスタンストレーニングなどキツめの運動)
・遅い解糖・・・2分〜3分の、長時間の運動の開始時などで働く。エネルギー供給がそれほど高くなく、酸素の量が充分な場合に遅い解答が使われる
(例:エアロビクスの開始時など)
安静時と有酸素運動時の主要な機構です。
炭水化物や脂質を主にエネルギー源とします。
3分以上の長時間の運動時に働きます。
(例:トレッドミルや水泳、エアロビクスなど)
生理学、少し難しいですね。。
正直私も理解するまでに時間がかかりました。
しかし、トレーニング時などに
「今はなんの機構が使われているんだろう…」
と考えたりしながら運動すると理解しやすいのでオススメです。
考えながらすると運動も楽しくなりますしね!
生理学を習得すればお客様一人一人の目標に合わせた効率の良い指導を提供することができます。
苦手意識を持たずにコツコツ頑張っていきましょう!