コラムを書いた人
松山 尚史
トレーナーズラボ第1期生の松山 尚史です。
ここ数年、モデルやタレントが「2ヶ月で-16㎏!」「3ヶ月でウエスト-15㎝!!」などのCMや広告を目にする機会は多い。劇的に変貌を遂げたモデルやタレントにしかスポットライトは当然当たらない。だが、本人の努力ももちろんだが、ボディメイクをトータルサポートする「パーソナルトレーナー」の存在なくして成功はありえない。パーソナルトレーナーの認知度は高まりつつあるが、まだまだ低い。今回はパーソナルトレーナーについて「NESTA-PFT」という資格に絡めて紹介する。
・・・目次・・・
【PFT??】
【資格取得のメリットは!】
【資格取得はスタートライン】
日本において、パーソナルトレーナーになるには資格は必要ない。
トレーニング指導において自らの経験はとても重要であることは間違いない。
一方、「やらされた」「そういうものだから」「セオリー」「根性論」などという根拠のないトレーニングが日本においては少なくない。
相手から説明を求められると、ただただ『上から目線』な体質がスポーツ指導においても、未だに根強い。
このような、「経験」のみの指導には限界がある。
しっかりとした科学的な「根拠」を持つことが重要になる。
NESTA-PFTはアメリカ発の資格で、パーソナルトレーナーとして確かな技術・理論を学べる「入門書」に近いだろう。
資格を取得するためには、
運動生理学、運動機能学、解剖学、生体力学、栄養学……などの基礎知識が必要になる。
NESTA-PFTは他のトレーナー資格に比べて、テキストも薄く、文字数も少ない。
最初に挑戦するにはNESTA-PFTが取り組みやすいだろう。
努力の末、資格を取得したところで、パーソナルトレーナーとして仕事が舞い込む訳でもなく、運良く現場に出られたとしても、手も足もでないだろう。どの仕事もそうだろうが、資格取得は運転免許を取ったようなものだ。実際に路上に出なければ資格なんてものは紙切れに過ぎない。資格をきっかけに「根拠」のある「経験」を重ねていくしかない。