パーソナルトレーナーの資格、NSCA-CPTの取得、認定方法(パーソナルトレーナー 資格 伊藤政洋)

お読みいただいてありがとうございます。パーソナルトレーナーの伊藤政洋です。このコラムでは、これから健康な体作りを本気でお考えのみなさまへ、 パーソナルトレーナーを選ぶときの目安となります「NSCA-CPT」という「資格」についてご紹介してまいります。また、これからパーソナルトレーナーになろうとしている方々が資格取得のための参考としていただければ幸いです。


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パーソナルトレーナーの選び方!パーソナルトレーナーに求められる資格、「NSCA-CPT」とは?

お読みいただいてありがとうございます。
パーソナルトレーナーの伊藤政洋です。
このコラムでは、これから健康な体作りを本気でお考えのみなさまへ、 パーソナルトレーナーを選ぶときの目安となります「NSCA-CPT」という「資格」についてご紹介してまいります。
また、これからパーソナルトレーナーになろうとしている方々が資格取得のための参考としていただければ幸いです。

目次

本題に入る前に

NSCA-CPTという資格を取得するためには認定試験に合格するだけでは不十分です。
「有効なCPR/AEDの認定者」であることが大前提となります。

CPRとは心肺蘇生法のこと、つまり呼吸や心臓が停止している人に対して、胸骨圧迫や、人口呼吸をほどこして命をつなげるための方法です。
またAEDとは自動対外式除細動器というもので、けいれんした心臓の動きを正常に戻すための装置です。

私はNSCA-CPTを受験する前に、このCPR/AEDの認定者となるために地域の消防本部へ行き、救命講習を受けてまいりました。
たくさんの受講者がいる中で、講習会の冒頭に教官がある問いかけをいたしました。
「みなさんはこの街で、一年間のうちに救急車が何回出動するか知っていますか?」

私の住む街は北海道の函館市。
人口約24万人の地方都市です。
教官の問いかけにまったく見当がつかなかった私は「3,000回ぐらいかな?」と思いつきで答え、他の受講者の方もみなさん同じような回答でした。

そして教官が教えてくださった答えがこちら。
「函館市の救急車出動回数は、1年間で約14,000回。
一日に換算すると約40回~50回。
毎日必ず一人は心肺停止の瀕死の状態で搬送されている。」

函館は大都市でもないので、たいしたことはないだろうという自分の甘い認識と、あまりにギャップが大きくて私は驚きました。
また、私たちはいつも危機的状況の方々に出会う可能性と隣り合わせなのだということに気づかされました。

私は二十代の頃海上保安庁に勤務させていただき、心肺蘇生法についてはずいぶんご指導を受けた経験がございます。
しかしこのたびの受講で、相当にノウハウが洗練されてアップデートされていることに感心をいたしました。

もし、今、目の前に心肺停止状態の人が倒れていたら、自分は的確に対処できるのだろうか? はたして冷静でいられるのだろうか?
このような自問自答をしながら、身を正される思いで講習会を終えてまいりました。

私たちパーソナルトレーナーは、お客様の理想をかなえるために、ときにはつらいトレーニングや食事制限をお願いしていかなければなりません。
お客様に万一の異変があった場合にも、冷静に対処し、安全をお守りする義務があります。
そのような思いを新たにさせていただいた講習会でした。

これが、NSCA-CPTというパーソナルトレーナーのための資格取得へ向かう、最初の準備段階でのことでした。

NSCAという団体について

NSCAとは1978年にアメリカで設立されたトレーニングとコンディショニングに関する国際的な研究・教育機関です。
世界78の国と地域において、約28,000人のエクササイズ専門職と約40,000人の資格認定者が活動しており、その膨大なネットワークによって最新の知見が共有され、世界中のアスリートのパフォーマンス向上、また一般の皆さまの力強い健康増進を支えています。

NSCAの使命の中心にあるのは、
「科学者と現場の健康指導者との橋渡し」です。

例えば、超高齢社会となり健康寿命に対する意識が高まってきた昨今では、ご高齢の方でも適切なトレーニングを行えば、筋肉はしっかり発達するという知見は常識となりつつあります。
しかし以前は、心臓、血管系が衰えているご高齢の方に筋力トレーニングなど禁忌だとされていました。

そんななか、アメリカでは1980年代にはすでに高齢者トレーニングが研究され、ガイドラインが構築されつつあり、NSCAはその知見をいち早く現場に取り入れていたようです。
つまり、科学者たちが素晴らしい研究成果を見出したとしても、その知識が私たちの健康づくりの現場へ伝えられなければ意義はないのです。
NSCAは世界でももっとも古くから、この伝える役割を果たしてまいりました。

 

1991年にはわが国日本にも国際支部としてNSCAジャパンが設立されました。
NSCAジャパンの使命(ミッションステイトメント)を引用のうえご紹介させていただきます。

「NSCAジャパンは、研究に裏付けられたストレングス&コンディショニングに関する知識を普及させ、子供から高齢者にいたるすべての人々の健康増進と、アスリートの競技能力向上および傷害予防を支援します。」

パーソナルトレーナーは、たった一人の経験・知見でお客さまの心身と向き合えるわけではありません。
私はこのNSCAの一員となり、国際的に最も信頼性が高いと言われる認定資格を取得し、その経験と知見を共有させてもらうことが、お客様の信頼を得る最短の道だと考えています。

NSCA認定資格の種類

NSCAが認定する資格には「NSCA-CSCS」「NSCA-CPT」の2種類があります。
下記にそれぞれの特徴をご案内いたします。

「NSCA-CSCS」
 主にアスリートやプロスポーツ選手・スポーツチームなどを対象とした専門性の高い指導者資格です。
一般の方向けよりかは、すでに高い身体能力を持ち、専門的に競技活動を継続しているアスリートの健康管理・運動指導ができるレベルが求められます。
さらにはそのアスリートの集団であるスポーツチームそのものをマネジメントしたり、各種運動施設の管理・運営まで担う事のできる幅広い知識と実行力を身につけるまでに至る、まさしくプロフェッショナルな資格と言えるでしょう。

「NSCA-CPT」
 「CSCS」がプロアスリートを対象とする指導者資格であるのに対して、この「CPT」は、「一般の方」を対象とする指導者資格です。
「一般の方」とは、すでに高い身体能力をもったアスリートとは違います。
まだ体が十分に発育していない若年者、体力の衰えた高齢者、運動不足の方、肥満に悩む方、疾病や傷害を抱えた方、ボディメイクを通じて健康で活発な生活を求めている方、などなど多種多様な皆さまのことです。

性別、年齢、運動経験を問わず、その人それぞれの生活習慣や個性に寄り添った指導を本分とするため、ただ単にトレーニングの知識にとどまらず、医学的知識やカウンセリング能力の向上をも目指します。

私たちパーソナルトレーナーが勉強し、取得する資格はまさしくこの「NSCA-CPT」のほうです。
お客様の人生は千差万別、多種多様です。
どのようなお客様が来られても、そのご要望をよくお聴きし、最適なご提案とともに心身の健全な発達を楽しんでいただくための知識・技術を身につけるために必要なのがこの資格なのです。

NSCA-CPTの資格認定条件について

最後にNSCA-CPTの資格取得者として認定される諸条件について参考までにご案内いたします。
1. NSCAジャパンの会員であること。
2. 満18歳以上
3. 高等学校卒業者または高等学校卒業程度認定試験合格者
4. 有効なCPR/AEDの認定者
5. NSCA-CPT認定試験に合格

おわりに

以上がパーソナルトレーナーに求められる資格、NSCA-CPTのご紹介でした。
もし皆さまがご自身の健康増進のため、ともに歩むパートナーをお探しであれば、ぜひ、NSCA-CPTを取得している認定パーソナルトレーナーをご指名ください。

次回は、このNSCA-CPTを取得するためにパーソナルトレーナーが具体的にどのような勉強をし、どのような手続きを踏んで行くのかについて、より詳しくご案内をさしあげようと思います。

パーソナルトレーナーの伊藤政洋がご案内いたしました。
最後までお読みいただいてありがとうございました。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

パーソナルトレーナースクールに通学し、プロのトレーナーとして資格取得を目指して勉強中の伊藤政洋でした。

次回の記事もよろしくお願いします。

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記事の担当者:伊藤政洋