コラムを書いた人
茅野宏志郎
トレーナーズラボ第6期生の茅野宏志郎です。
近年、日本はフィットネスブームと言われています。ジムに通う人が増え、健康を強く意識する人が多くなってきました。
より本格的に体を変えるために、トレーナーによるパーソナルトレーニングを受ける方も多くなっています。
つまり、パーソナルトレーナーはクライアントのニーズに応えるための知識が要求されます。
その知識を持っている証明になるものはズバリ、「資格」です。
そこで、今回はパーソナルトレーナーのメジャー資格の一つである【NSCA-CPT】について紹介します!
National Strength and Conditioning Association (NSCA)は、ストレングストレーニングとコンディショニングに関する国際的な教育団体として1978年に設立された団体です。
世界88ヵ国に46000人以上の会員がおり、ストレングストレーニングとコンディショニングの最先端の情報を、世界中に配信し続けています。
NSCAが発行している資格として、
【NSCA-CPT】【NSCA-CSCS】
の2種類があります。
では、この2つの違いはなんでしょうか?
研究に基づいた知識と現場での応用を広く普及する人材の認定
それがNSCAの認定資格です。
(NSCAジャパンより引用)
【NSCA-CPT】
健康と体力のニーズに関して指導を行う、優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。
指導対象者は、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行います。そのため、NSCA-CPTはトレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術が必要となります。
【NSCA-CSCS】
傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格です。
指導対象は主にアスリート、スポーツチームです。筋力トレーニングや他の体力要素の指導だけでなく、施設を運営、管理することも重要な職務となります。また、栄養、ドーピング、生活習慣に関する指導など、教育者的側面も併せ持っています。
要するに、【NSCA-CPT】は全ての人を対象に健康を提供し、【NSCA-CSCS】はアスリートを対象に運動能力の向上を提供する、という違いがあります。
1,NSCAジャパン会員である
2,満18歳以上
3,高等学校卒業者または高等学校卒業程度認定試験(旧:大学入学検定試験)合格者
4,有効なCPR/AEDの認定者
5,NSCA-CPT認定試験に合格
(NSCAジャパンより引用)
以上が【NSCA-CPT】の資格取得条件です。
つまり、高校を卒業した18歳以上のNSCAジャパン会員で、心肺蘇生法がわかってる人が、取得可能ということですね!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回は【NSCA-CPT】の概要について紹介させていただきました。
次回は【NSCA-CPT】の試験についてお話させていただきます!
それではまた、次回も読んでいただければ幸いです。
それでは!