コラムを書いた人
米原聖貴
トレーナーズラボ第16期生の米原聖貴です。
こんにちは!米原 聖貴 【よねトレ】です!
今回も生理学、糖新生について、ホルモンの働きについてまとめていきます。
エネルギーやホルモンは皆さんも聞いた事があるかと思います。しかしエネルギーの事でも糖新生という言葉を聞いたことがなかったり、また、ホルモンはどのようなものがあり、その働きは何か?という所は難しいと思います。
今回はこの2点にフォーカスして記事を書いていきます。
目次
1.タンパク質の分解 “糖新生”とは!?
2.ホルモンとは
まずはエネルギーの利用される順番から説明致します。
機構によってエネルギー供給の経路が異なるというのは前回ご紹介いたしました。
その中でも酸化系機構では、
炭水化物→脂質→タンパク質の順番で
エネルギーが供給されるということでしたが、
糖質を制限することにより筋肉の中のグリコーゲンが枯渇し、体が緊急事態と感じ”別のものから糖を作らないといけない!”といった状況で
糖質以外のものから糖を作り出すことを”糖新生“と呼びます。
いわゆるカタボリックです。
この糖新生はできるだけ起こしたくないですよね。
そのために、筋肉の大きな人達は食事の回数を増やしたりして糖が足らなくならないよう工夫しているのです!
まずホルモンとは、体の中でタンパク質を材料に作り出される化学伝達物質です。
これだけ聞くと、つまり何?ってなりますよね笑
ホルモンは筋肉の成長や体脂肪の燃焼などにも大きく関わってくるもので、少しの精神的な変化や過ごし方の変化で大きく左右されるものでもあります。
ここからは、どのようなホルモンがあるのかを紹介していきます。(ホルモンの種類)
ホルモンには良いホルモン(+)と悪いホルモン(-)が存在します。
#1.インスリン (+)
<働き>
・血糖値を下げる
・筋合成
<特徴>
・同化ホルモンで筋合成に最も強く働く
・血液中の糖を細胞に移す
#2.グルカゴン (-)
<働き>
・血糖値を上げる
・筋分解(糖新生)の誘発
<特徴>
・低血糖を起こさないように血糖をコントロール
・筋肥大に対して悪影響を及ぼす
#3.成長ホルモン (+)
<働き>
・体脂肪の分解
・筋合成
・コラーゲン合成
・免疫機能向上
・除脂肪体重(脂肪を除いた体重)の増加
<特徴>
・10RM(10回が限界の運動強度)x3セット 休憩1分 といった運動に反応し分泌される
・22時から翌2時分泌が上昇(この間就寝するのがオススメ)
#4.テストステロン(+)
<働き>
・成長ホルモンの放出促進
・タンパク質合成
・成長ホルモンと相乗効果をもつ
<特徴>
・男性ホルモン
・大筋群を使うエクササイズで分泌
・85%~95%1RMの負荷に反応
・1部位に対して複数のエクササイズを行うことで分泌
・女性は男性の20分の1しか分泌されないため筋肥大しにくい
#5.コルチゾール (-)
<働き>
・タンパク質分解
・筋力低下
<特徴>
・別名:ストレスホルモン
・異化作用をもつ
・テストステロン.インスリンと拮抗する
#6.甲状腺ホルモン (+)
<働き>
・全身の活性化を促進
<特徴>
・思考の活性化
・心拍数上昇
・筋力維持向上
・成長成熟を促進
・糖の吸収促進
・血中脂質の低減
・酸素消化を活発化
#7.エストロゲン・プロゲステロン (+-)
エストロゲン
<働き>
・痩せやすくなる
・気分が明るくなる
・活動的になる
・性欲アップ
プロゲステロン
<働き>
・浮腫みやすくなる
・便秘になりやすくなる
・気分が不安定になる
<特徴>
・女性ホルモン
・女性の生理の周期によって分泌
・エストロゲン、プロゲステロンが共に低い状態だと冷えやすくなったり、疲れやすくなったり、気分が下がったりする
*最後にご紹介した女性ホルモンは、
女性にどうしても起こってしまう現象なので、
生理が始まる1週間ほど前から気持ちが低下したり、
筋肉量↓体脂肪率↑になりやすくなります。
しかし、
生理中もうまくダイエットを続けていくことで
生理が終わった時にスっ!と生理前の状態へと戻ります!
はい、ここまでご覧いただきありがとうございました!
ホルモンの種類多くて難しいですよね!
私も難しくて勉強に苦労しています。。笑
出来るだけ(+)な効果を発揮してくれるホルモンが
分泌されるように生活の仕方を変えていくのが大切ですね!
できるだけ分かりやすく知識系も
ご紹介出来ればと思いますので、
これからも見ていただけると嬉しいです!
次回からは“栄養学”!について書いていきますので、ぜひ見ていただきたいです!
今回もありがとうございました。