パーソナルトレーナーが知っておくべき運動生理学とエネルギー機構の知識について

こんにちは!148cmトレーニーmachikoです!
今回はトレーニングに必要な知識の運動生理学について調べてみました!ここ..トレーナーの知識や経験が浅ければボディメイクの成果に繋がらないことも有り得るぐらいかなり重要な基本知識。
では運動する際に体でどんな事が行われているか見ていきましょう!!

パーソナルトレーナー

目次

1.代謝エネルギー
2.3つのエネルギー機構と運動強度・継続時間
3. ボディメイクに影響するホルモン
4.効果的なトレーニング!
5.筋肉分解

◆代謝エネルギー◆

まず私達は生きていくために呼吸をし、食事を摂って生活をし、無意識のうちに代謝エネルギーが働いてます。トレーニング中にももちろん活用されてます!
代謝のエネルギー源である「アデノシン3リン酸(以下ATP)」。このATPがエネルギーとして最初に使われ、分解・生成を繰り返されます。ATPの生産が間に合わなくなってくると、続いて体内の糖が分解されエネルギーとして使われ始めます!
更に糖も無くなってくると次第に、脂質、タンパク質が分解されエネルギーを作っていきます。こうして体内で分解、生成を繰り返しエネルギーが作られているんですね!
そしてこのエネルギーは運動強度・継続時間によって変わっていくようです!これはまさにトレーニングに必要な知識ですよね!

続いてその3つのエネルギー機構を詳しくみていきましょう!

◆3つのエネルギー機構・運動強度・継続時間◆

最初に述べたように、はじめはATPの分解が始まります。
こちらを【ホスファゲン機構】と言います。
続いて分解される糖は二つのルートを辿り、
速い解糖→遅い解糖へと変化。
こちらを【解糖系機構】。
そして次に脂質、タンパク質へと分解されることを
【酸化系機構】と称しています。
それぞれの特徴がこちらになります!

【.ホスファゲン機構(無酸素系)】

継続時間  0〜6秒
運動強度  非常にキツイ

【解糖系機構(無酸素系)】※二つのルートに分かれる

・速い解糖
継続時間  6〜120秒
運動強度  かなりきつい・きつい


・遅い解糖
継続時間  2分〜3分
運動強度  普通

【酸化系機構(有酸素系)】

継続時間  3分以上
運動強度  軽い

このように強度と時間で変わってきます!
無酸素運動はホスファゲン機構、解糖系機構
有酸素運動は酸化系機構と言ったイメージです!

◆効果的なトレーニング◆

さて!ちょっと難しくなりましたがトレーニングに関わる大事な代謝エネルギー、ホルモンを調べてみていきました!続いてはこちらを上手く活用した効果的なトレーニングをご紹介します!

~体脂肪燃焼~【解糖系機構】

15 回 限界の運動強度
休憩 30秒
3〜5セット
こちらの方法は解糖系エネルギー使用することにより成長ホルモンが促進され体脂肪燃焼へと繋がります!

~筋肥大~【ホスファゲン機構】

6〜12回 限界の運動強度
休憩 90〜120秒
3〜5セット
短い時間で非常にキツイ運動強度になるのでこちらはホスファゲン機構を活用していきます!テストステロンの分泌促進も!

◆筋肉の分解◆

ホスファゲン機構、解糖系機構のエネルギーはなんとなくイメージがついてきましたね!最後に【酸化系機構】!
こちらは主に有酸素運動になります!3分以上で使われるエネルギーでしたね!そして使われるのは脂質..やがてタンパク質へが分解されエネルギーになります。どういう事かというと”筋肉の分解”が始まっていくんです!

筋肉が分解されてしまう条件はこちら!


・長期の飢餓  ・90分以上の運動
この二つが筋肉分解してしまうんですね..!


マラソン選手をイメージしていただくと分かりやすいと思いますが、長期の運動時間によりどちらかというと持久力に特化した細い筋肉へと変わってきます。
マラソン選手ならいいのですが、ボディメイクをするのであれば綺麗に筋肉をつけていきたいですよね…!
というわけで、トレーニングをしていくのであればこまめに食事をとり(タンパク質多め、BCAAなど..)90分以上の運動をしないように意識していきましょう!短い間に時間を厳守しながらいかに追い込めるか、、これが大切になっていきそうですね!!
ここをきっちり守れるトレーナーさんはゲストをしっかり見てるということにもなります。わたしも頑張ろう!!

今回も長くなってしまいましたが、最後までありがとうございました!また次回もよろしくお願い致します!それでは!

笠石真智子

コラムを書いた人
笠石真智子

トレーナーズラボ第2期生の笠石真智子です。

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