パーソナルトレーナーがダイエットに使う生理学VOL.2

今ではダイエット方法が色々ありますね。私が特に使っているダイエットはケトジェニックダイエットというやつです。簡単に言いますと定食のご飯抜きで食事をしていくダイエット方法です。何故ケトジェニックダイエットをした方がダイエットでは効果的なのかについて書いていこうと思います。
あまり教えたくないですが…特別です!
私の記事を見に来て下さった方だけにお伝えしたいと思います‼︎

因みに著者は難しい話が好きではないので出来るだけ分かりやすく書いていきますね。

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目次

  1. 糖新生とは
  2. 運動強度と運動持続時間
  3. ホルモンとは
  4. インスリン
  5. グルカゴン
  6. 成長ホルモン
  7.  エストロゲン・プロゲステロン
  8. コルチゾール
  9. 甲状腺ホルモン
  10. 生理学を勉強した感想

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糖新生とは

体にエネルギーが無い場合に、代わりになる物を分解してエネルギーを作ろうとする事です。
下の5つから分解をして新しく糖質というエネルギーを作り出そうとします。

①乳酸  ②ピルビン酸  ③グリセロール  ④ケトン体  ⑤アミノ酸

今回お伝えするケトジェニックダイエットでは④ケトン体が重要になってきます。

ケトン体とは

飢餓等で体の中に糖質がない状態になると
中性脂肪(トリグリセリド)が脂肪組織で遊離脂肪酸に分解され、エネルギー源の代わりとして肝臓で産生される物質です。

簡単に言いますと、脂肪を使ってエネルギーを作り出そうとしてくれるのです。ケトジェニックダイエットはこの仕組みを使って体脂肪を落としていきます。

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運動強度と運動持続時間

ホスファゲン
運動強度が強く運動時間が短いとホスファゲンという経路でエネルギーが作られます。例えるなら50m走の時にこちらが主に働きます。

早い解糖
時間にして約30秒から2分の間、きつい運動強度を続ける事により使われる経路です。例えるなら…難しいですね。ウェイトトレーニングなら出来そうですね。

酸化機構

運動強度は弱く3分以上の軽い運動ですと酸化機構の経路になります。例えるならウォーキングですね。

もっと詳しく知りたい方はvol.1に書かれているので良ければ見てください‼︎
因みにですがこれら3つの機構は全て、何もしていない時でも常に活動している状態ですからね。占める割合が運動強度と運動持続時間によって決まるのです‼︎

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ホルモンとは

お肉のホルモンじゃないですよ(笑)ホルモンとは、非常に少ない量(50mプールいっぱいの水にスプーン1杯程度)で効果があります。 体の健康維持のためいろいろな機能を調節してくれます。

ビタミンのように食物から栄養としてとるものではなく、脳やさまざまな器官でつくられるものです。例えば「テストステロン」や「インスリン」もそのひとつです。

特にダイエットに関係するホルモンの種類について話を進めていきます。

インスリン

膵臓から分泌されており、糖質の代謝に関与しています。主に血糖値を下げる働きがあり、同化ホルモンであります。同化作用があるという事は筋肉を増やしてくれますが、同時に脂肪もついてしまうのです。同化についてはVOL.1に分かりやすく書かれています。

血中を流れるブドウ糖が、肝臓、脂肪細胞、骨格筋細胞に取りまれるよう促し、炭水化物、タンパク質、脂肪の代謝を調節する。これらの細胞に取り込まれたブドウ糖は、グリコーゲンに合成されるか、中性脂肪に合成されます。

ダイエット中にグリコーゲンが体の中にストックされていますと、体は先にグリコーゲンからエネルギーを使おうとするので体脂肪が中々減らないなんて事があったりします。

グルカゴン

グルカゴンの主なはたらきは、インスリンと逆の血糖値の上昇です。おなかが空いて血液中の血糖値が低くなっているとき分泌が促されます。糖新生を誘発してくれます。

異化ホルモンなのですが異化についてはVOL.1に書かれています。糖新生を誘発してくれます。

成長ホルモン

血中乳酸濃度の上昇を感知して下垂体前葉(脳みその近く)から分泌されるホルモンです。ダイエットでとても役に立ちます。
何と!脂肪分解を促進してくれるのです‼︎凄くないですか?脂肪を分解してくれるんですよ⁉︎
こちらは運動強度でいうと早い解糖経路で分泌が促されます。


運動以外にも22時〜朝の2時にかけて分泌が上昇するため、早く寝る事でも体脂肪減少が期待できますね。

 エストロゲン・プロゲステロン

通称女性ホルモンです。約28日間の周期で訪れる月経も、こちらのホルモンの作用によってコントロールされています。

女性はホルモンの働きによって体脂肪が減らずに増えてしまう時期があります。ダイエット時はコントロールのされた食事をしていれば大丈夫なので、焦らずに継続する事が大切です。

コルチゾール

副腎皮質から分泌されるストレスホルモンです。主な働きは、肝臓での糖新生、筋肉でのたんぱく質代謝、脂肪組織での脂肪の分解などの代謝の促進、抗炎症および免疫抑制などで、生体にとって必須のホルモンですが…

厄介なのがアミノ酸をつかって糖質を作ってしまう事です。筋肉はアミノ酸で出来ています。つまり筋肉が減ってしまい太りやすい体になってしまうのです。

甲状腺ホルモン

甲状腺は、からだの新陳代謝を調節する「甲状腺ホルモン」というホルモンを分泌します。

新陳代謝とは、脂肪などを燃やして活動するために必要なエネルギーをつくり出したり、古くなった細胞を新しい細胞に作り変えたりして、体を成長させたり機能を維持したりすることです。

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生理学を勉強した感想

他の人に分かりやすくまとめるのがいかに大変なのかがわかりました。著者はこの記事を書くのにとても苦労しました。勉強した事をそのまま書いた方がどんなに楽か…いえ何でもありません。余計な話でした。

ダイエットや筋肉を大きくしたい時に運動だけでなく、こういった体の仕組みについて知っておく事が必要なのだという事が分かりました。

ダイエットをしている時に
「こんなに頑張っているのになぜ体重が、体脂肪が減らないんだろう」という時があります。
特に女性はホルモンの働きによって体脂肪が増えてしまう時期がありますので焦らずにダイエットを進めていきましょう!

こういった体の仕組みにについて少しでも知っておくのもダイエットを成功させる為の鍵の1つにります‼︎

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ケトジェニックダイエットが
何故オススメか

ここまで読んで頂きありがとうございます!
ではおまたせいたしました‼︎今回も分かりやすくまとめて参ります。
糖質を取らない事により、インスリンを抑えて同化作用をさせない。体にグリコーゲンとして糖質を溜めさせないようにします。

グルカゴンで体に糖質がない状態で血糖を上昇させ糖新生を誘発させます。脂肪を異化作用で分解させケトン体というエネルギーを使うのです!

ケトジェニックダイエットはこの仕組みで体脂肪をエネルギーとして使う事が出来るのでとても効果的だと言う事が言えるのです
‼︎使える物は何でも使いましょう!
早い解糖での運動強度で成長ホルモンの分泌を促し体脂肪燃焼率をアップさせましょう
‼︎

そして、早く寝ましょう(笑)
別に早く寝なくてもダイエットは成功出来ますが、早く寝れば成長ホルモンの効果が期待できます。因みに著者は、仕事で丸一日起きてないといけませんでしたが成功しました!

プロフィールにある、インスタのリンクで私のダイエットのビフォーアフターの写真を見る事ができます。よければどうぞ!

次回は栄養学について頑張ってわかりやすく‼︎
書いていきますので楽しみにしていてください

鈴木純

コラムを書いた人
鈴木純

トレーナーズラボ第6期生の鈴木純です。

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