コラムを書いた人
清水優美恵
トレーナーズラボ第2期生の清水優美恵です。
前回はNSCAの団体のことや、2つの資格の違いについて紹介しました。
今回は NSCAの 資格試験が具体的にどういうものか、受験費用、受験方法、試験内容などをまとめています。
これを読んだ後には、「早く勉強スケジュールを立てないと!」と思わずにはいられない!?
46,000円
高いですね。英検や簿記検定を10回位受けられます(笑)
しっかり勉強して1度で受かりたいです。
2016年4月より、コンピュータベース試験が導入され、受験者が試験会場や日時を選んで受験できるようになりました。
①出願
「マイページからの出願」「受験料の支払い」「学歴証明書の郵送」が揃って出願手続き完了。余裕を持ってテストセンターを予約するため、受験希望日の2ヶ月前を目安に出願すると良い。
②テストセンターの予約
出願手続き完了後、1~2週間後にピアソンVUEから届く試験予約の案内メールにしたがってテストセンターを予約。
試験時間は3時間です。
スコアード問題140問とノンスコアード問題15問で構成されています。
そのうち、エクササイズテクニックなどに関する映像や画像を見て解答する問題が25~35問あります。
※ノンスコアード問題…今後の試験問題の評価用に作った問題で、採点されない問題のこと。
分野 | 問題配分 | 問題数 |
クライアントに対する面談と評価 | 25% | 35 |
エクササイズテクニック | 31% | 43 |
プログラムプランニング | 31% | 43 |
安全性、緊急時の手順、法的諸問題 | 13% | 19 |
ノンスコアード問題 | 15 | |
合計 | 100% | 155 |
・クライアントに対する面談と評価
パーソナルトレーナーがクライアントとのトレーニング活動を開始する前に行うもの。クライアントの健康・体力評価や栄養指導の知識が問われる
・エクササイズテクニック
ストレッチ、自重トレーニング、レジスタンストレーニング、有酸素性トレーニングなど、さまざまなエクササイズについてのテクニックや、それらのエラーテクニックに対する修正エクササイズの理解度が問われる。
・プログラムプランニング
クライアントのニーズに合ったトレーニングプログラムを計画するための知識が問われる。
特に健康に問題のないクライアントのみならず、糖尿病や高血圧を抱えるクライアント、高齢者、アスリート、妊婦など、幅広い対象者に対して適切なプログラム計画が組める知識が問われる。
・安全性、緊急時の手順、法的諸問題
安全な施設条件や機器の管理についての知識や、緊急時の対応ができるよう法的諸問題についての知識が問われる。
合格ラインは、Scaled score(スケールド・スコア)が「70」に達していることです。
Scaled scoreは、統計的に算出する相対的スコアですので、その試験の受験者の出来具合で点数が決まります。
また、気になる合格率は、75.2%(2018年度)です。
体育系の大学や専門学校を卒業されていて、ある程度の知識がある場合と、そうでない場合でも合格率は違ってくるのではないかと思います。
・メリット
日本ではパーソナルトレーナになる為に資格は必須ではないですが、自分の為のみならず、今後関わっていくであろうお客様へ安心安全を提供できるよう、取得しておく方が良いと思います。特にNSCA-CPTは、アメリカ国内はもとより、国際的に最も信頼性の高いパーソナルトレーナーの認定資格として知られている為、パーソナルトレーナーを目指す人にお勧めの資格です。
・デメリット
本部がアメリカの為、内容がアメリカ基準になっています。例えば、アメリカでは重さをポンドで扱うため、日本の表記では0.45キログラムになります。
以上、NSCAの資格についてのまとめでした。
※内容はNSCAジャパンのWEBページを参考に作成いたしました。