コラムを書いた人
國弘泰正
トレーナーズラボ第2期生の國弘泰正です。
生理学とは何か?名前は聞いたことあるけど説明は難しいという人は多いと思います。
この記事を読めば、生理学ってこんなものなんだと理解してもらえると思います!
パーソナルトレーナーにはとても重要である!体の仕組みと生理学は切ってもきれない深い繋がりも紹介していきます。
これらのことは、パーソナルトレーナースクールでしっかり学べます。さらにこの生理学はNSCA試験でも必須問われる知識です。
#1 生体エネルギー体
#2 ATP供給と運動強度
#3 無酸素運動とホスファゲン機構
#4 無酸素性作業閾値と解糖系機構
#5 低強度運動と酸化機構
#6 体づくりするためのホルモン
#7 筋肥大と生理学
まず生理学とは何かですが簡単にいうと生命体に見られる生命現状を機能の側面から研究する学問である。
それでは上の七つの項目を詳しく説明していきます。
生体エネルギーとは、炭水化物、脂質、タンパク質この三つの三大栄養素から生体内で利用できるエネルギー形態のことです。
作用には2つあり、異化作用と同化作用というものがございます。
異化作用とは、大きな分子を小さい分子に分解すること。そのとき放出されるエネルギーが生活活動に活用される。
同化作用小さな分子を大きい分に合成すること。エネルギー源として大概から取り入れたもの物質に化学変化を加えたのち、生物の生活に必要な科学構造物に作り替えること。
この二つのことをまとめて代謝と言う。
異化作用により作り出されたエネルギー体をATPという。
ATPは使用されるとADPにかわる。ATPとは継続的に筋活動を行うために必要である。
これらのことはパーソナルトレーナーに必須の知識の基礎知識であり。体系的にスクールで学ぶことができます。NSCA試験でも対策でも必要です。
使用される基質・エネルギー機構の決定は運動強度であり、その次に継続時間となる。
継続時間 運動強度
0〜6秒 非常にきつい
6〜30秒 かなりきつい
30秒〜2分 きつい
2分〜3分 普通
3分以上 軽い
ホスファゲン機構というのは、非常にきつい運動をすると出てきます。
そのためATPの産生速度は一番早く量は一番の少ないという特徴を持っています。
ホスファゲン機構ではATPとクレアチンリン酸が利用される。そして運動で一番きついのは無酸素運動なので、ホスファゲン機構が使われます。
解糖系機構とは、まず二種類あります。
かなりきつい運動からきつい運動をした時に出てくる速い解糖系機構。ATP産生速度は2番目に速く、ATP産生量は作られる量は少ない。
もう一つは普通の運動をしているときに出てくる遅い解糖系機構。ATP産生速度は普通であり、量も普通である。
解糖系機構によって作られるものは炭水化物から糖質を吸収しピルビン酸を作りその後、乳酸に変わります。
無酸素性閾値とは、血中乳酸濃度が急激に増加し始める運動強度のことです。
運動強度が増していくとき、筋肉のエネルギー消費に必要な酸素供給が追いつかなくなります。そうすると、血液中の乳酸が急激に増えていきます。
その後、有酸素性作業閾値に変わります。その変わるポイントをOBLAと言います。
無酸素性作業閾値を長くするために、解糖系機構の間で運動を繰り返すことが大事になる。なぜかというと、酸素不足になるタイミングが遅くなり疲れにくくなるからです!ここの部分はNSCA試験でも何度も問われてる部分です。
酸化機構とは、軽い運動で、ATPを供給する機構です。
ATPの産生速度はゆっくりだがその分作られるATPの量は一番多いという特性を持ちます。
酸化機構は何からATPを作るかというと、炭水化物→脂質→タンパク質の順で利用してATPを作り出します。
まず炭水化物から利用していく。炭水化物の酸化です。
血中グルコースとグリコーゲンを解糖して、最終的にピルビン酸を作ります。しかし炭水化物を使い終わってしまうと脂質、タンパク質から糖を生成します。このことを糖新生といいます。
資質を利用して糖を作ることはいいことですが、タンパクを利用して糖を作るのは良くないことですなぜかというとタンパク質は筋肉になるためです。筋肉は全てのボディメイクに必要不可欠だから、筋肉の分解は最小限にしなければいけないのです。
以上が、パーソナルトレーナーにとって必要な生理学の予備知識です。
系統的に学ぶために、専門のスクールで学ぶことは大切だと思いました。もちろんNSCA試験対策ととしても大切な部分です。
次回は・・・・・・
生理学VOL.2です。
糖新生と運動強度、そして知っておくべきホルモンについてまとめます。