コラムを書いた人
古林修
トレーナーズラボ第1期生の古林修です。
平成19年に「財団法人健康・体力づくり事業財団」が設立した民間資格です。
主な仕事内容は以下の3つになります。
・個人に合った運動プログラムの作成
・実践する指導計画の調整
・直接の運動指導
といったようにスポーツに携わる仕事にはかかせない資格と言えるでしょう!!
現在は、介護施設、フィットネスクラブ、医療機関等で活躍している。現在の資格保有状況は、男性6538人、女性11533人と女性が男性の2倍近い保有率です。(平成29年12月1日時点)
まだあまり周知されている資格ではないかもしれません。しかし将来的には、生活習慣病や少子高齢化が進む日本社会においてなくてはならないものになっていくと考えます。
資格の取得には下記に記す方法があります。
1.当財団が実施している健康運動指導士養成講習会を受講し、受験資格を取得する。
しかし、講習会は誰でも受講できるものではありません。
条件
・4年制の体育系大学を卒業している人もしくは、医療系、栄養系の資格保有者であること。
例 歯科医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士等。
2.健康運動指導士養成学校へ入校し受験資格を取得する。
以上の過程を経て試験に合格すると資格を付与されます。付与後は、5年ごとの登録更新が必要です。試験は毎年3月前期、9月後期の年2回です。
平均的な合格率は54パーセントとなっております。オススメとして簡単ではありませんが前者です。前者の講習会を受講した方の合格率は74パーセントと約8割の合格率です。
健康運動指導士の収入は、年収にして約200万円〜約400万円となっています。内訳として、医療系、介護系で平均月収約18万円前後、フィットネストレーナーで平均月収約22万円前後と言われています。現時点では、資格保有によって大きく給料に反映されることは無いようです。フィットネス関連の職場によっては資格手当がつく所もあります。
メリット
・常にスポーツに携わる仕事
・運動という大きな分野での深い知識の習得
・コミュニケーション能力の向上
・個々に運動プログラムを考える充実感
デメリット
・給料が低い
・運動が嫌いといった方への指導も行う場面が多い
・資格が大きな効果を発揮する場が少ない
まだ決して周知されている資格ではありません。しかし、これからの未来には必ず必要になる資格です。この資格だけ主として考えず合わせて資格を取るといった方法も良いと考えます。現在、よく聞くパーソナルトレーナー、これにも資格は存在します。こういった様々な資格を取得しスポーツを指導できるマスターを目指してみてはどうでしょう?日本社会のこれからにおいて、スポーツ・フィットネスは切り離せないものになります。