コラムを書いた人
武下旭
トレーナーズラボ第4期生の武下旭です。
パーソナルトレーナーに生理学は私は必要だと思います!!
生理学を学ぶ事により、人体の各部がどのように働き、どのような仕組みなのかを知ることができます。
色んな働きなどを理解した上でないと正しいダイエット指導、ボディメイクは行えないと考えています!
そこで今回はボディメイクやダイエットにも役立つ、生理学の知識をご紹介致します。
「目次」
1・異化と同化とは?
2・ATPとは?
3・ATPの作り方①ホストファゲン機構
4・ATPの作り方②解答系機構
5・ATPの作り方③酸化系機構
生理学の知識をご紹介致します。
その前に簡単に代謝とは?の説明から書いていきたいと思います。
代謝=食べたものを消化し吸収する事で体が活動 するのに必要なエネルギーを変換することです。
代謝に欠かせないエネルギーの源ATP(アデノシン三リン酸)
このATPがエネルギーとして使われ分解や合成を繰り返しています。
1・ 異化と同化とは?
「同化とは?」
同化とは、単純なものを合成して複雑なものを作り出す一連の過程である。
つまり、無機物から有機物を作り出す一連の過程です!
同化の好例は植物が行う光合成
植物は無機物である水と二酸化炭素を材料に日光などの光エネルギーを利用して有機物である炭水化物を作り出します。
「異化とは?」 異化とは、複雑なものを分解してエネルギーを得る一連の過程です!
つまり同化とは逆という事になります。
異化の好例は生物が行う呼吸
例えば動物は食事をして食べたもの(タンパク質などの有機物)を分解してエネルギーを得ることです。
2・ATPとは?
アデノシン三リン酸(ATP)とは、アデノシン(adenosine)とリン酸(phosphoric acid)からなる化合物の名称です。リン酸の分子は3つあるため「3」を意味する接頭辞 tri- が加えられ、Adenosine TriPhosphate、略して「ATP」とも呼ばれます。
アデノシン三リン酸は分子内にエネルギーを蓄えておく役割と、必要に応じてエネルギーを放出し消費可能にする役割があります。
この変化に伴い蓄えられていたエネルギーが放出され活動に必要なエネルギーが筋肉などに 供給されるというわけです。
事項では再合成・産生経路3つについて詳しくご紹介します。
3.・ATPの作り方①ホストファゲン機構
瞬発的な運動や高強度の身体活動でクレアチンリン酸を分解しエネルギー源として供給されます。
クレアチンリン酸とは?
リン酸化されたクレアチンであり骨格筋における重要なエネルギー貯蔵物質の事です。
ホストファゲン機構の運動強度と継続時間について
ホスファゲン機構(無酸素系)
継続時間=0〜6秒
運動強度=非常にキツイ
ホストファゲン機構が使用され時間は非常に短い!そのため、ホストファゲン機構だけではATPの再合成をする事ができないので他にも二つの機構が存在しております。
4・ATPの作り方②解糖系機構
解糖系は筋に蓄えられたグリコーゲン、あるいは血中グルコースといった炭水化物を分解しATPを生産してます。更に速い解糖と遅い解糖の2つに分かれます。
「速い解糖」
速いエネルギー供給が必要な場合に使用され無酸素的解糖とも呼ばれています。
「遅い解糖」
エネルギー要求が高くなく細胞内の酸素量が十分な場合に動員され有酸素的解糖とも呼ばれています。
解糖系機構の運動強度と継続時間について
解糖系機構(無酸素系)は二つのルートに分かれる
・速い解糖
継続時間 6〜120秒
運動強度 かなりきつい・きつい
・遅い解糖
継続時間 2分〜3分
運動強度 普通
5. ATPの作り方③酸化系機構
安静時や有酸素運動中のエネルギー供給源になります。ATP生産には炭水化物と脂肪が使用されています。
安静時に使用されるエネルギーは70%が脂質、30%が炭水化物から供給されています。
運動強度が上がるにつれて使用されるエネルギー源が脂質から炭水化物へと移行します。
酸化系機構の運動強度と継続時間について
酸化系機構(有酸素系)
継続時間 3分以上
運動強度 軽い
「まとめ」 いきなり理解するにはボリュームのある内容だったかと思います。
今はどの機構が働いているのか理解した上でトレーニングする事によりボディメイクやダイエットの効果に繋がっていき高まっていきます!
何事も勉強していけばいく程奥が深いなと感じます。
今回の記事は以上となります。
最後までご覧頂き、ありがとうございます!