コラムを書いた人
飯塚 かず志
トレーナーズラボ第1期生の飯塚 かず志です。
パーナナルトレーナーたるもの、ゲストからの質問に、
きちんと理論的にわかりやすく説明する能力が求められます!!
今回は、ゲストから質問が多く寄せられるであろう質問【トレーニングとお酒の関係】について記事をまとめてみました。
☆目次☆
①:筋肉を作る素材を考えてみた。
②:筋肉を作る手助けをするホルモンとは・・・
③:アルコールの素材とホルモンに対する影響は?
④:まとめ
筋肉を作る素材・・・
ずばり、常識ですよね。。
タンパク質!!!
筋肉自体がタンパク質の塊であるわけですが、
筋肉を成長させるホルモン(次の項でお話しします)もタンパク質からできてます!
(アミノ酸がたくさん集まったものがタンパク質です。多くのホルモンがアミノ酸でできてます・・・・)
つまり、筋肉合成のすべての過程で、タンパク質は必要不可欠な素材ですね。
ただし、筋肉の合成過程には、
ビタミン・ミネラルがないと成立しません!!!
主に大切なビタミンとミネラルはこちらっ!!
●ビタミン
特にビタミンB群と呼ばれる、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、
ビタミンC
葉酸
これらが筋肉を作るのに必要とされています。
●ミネラル
亜鉛
マグネシウム
カルシウム
ナトリウム
カリウム
他にも必要なものはありますが、主だったものはこちらです。
これらのミネラルは、どの食材にもある程度含まれています。
過剰摂取は禁物です!!
ミネラルについては、あくまで【不足分を補う】というスタンスが大切です。
筋肉の成長に関与するホルモンはも非常に多く存在しますが、
特に ①成長ホルモン ②テストステロン ③インスリン、この3つは大切かつ有名どころです。
①成長ホルモン
主な働きの一つに身長を伸ばす役割りがあります。また、体内の様々な物質をエネルギーに変えてくれる働きもあります。
身体のエネルギー源である糖質や脂質の量をコントロールして身体に蓄えられる脂肪の量を調節してくれています。
その他にも精神的な安定ややる気を引き出してくれるなどの働きもあります。
この成長ホルモンは睡眠時に特に分泌が増加すると言われています。
②テストステロン
俗に男性ホルモンといわれるもので、成長ホルモンの放出を促進させ、成長ホルモンの働きと相乗効果を持ちます。
③インスリン
血糖値を下げるホルモンだと思われてますが、
血管内の血糖を細胞の中へ押し込むことにより血液中の糖度を下げています。
インスリンが分泌されることにより、エネルギーとなる糖が筋肉内に多く取り込まれます。
これによりトレーニング後、傷んだ筋肉が修復されるさいに、インスリンが働いてくれることで、筋肉が肥大します。
このため、インスリンは筋肉の合成に最も強く働くといわれています。
アルコール摂取により以下の3つが認められます。
①アルコールの代謝の際にビタミン、ミネラルが大量に失われてしまう。
アルコールによって特に不足しやすい栄養素はビタミンB1、ナイアシン、ビタミンC、マグネシウム、鉄、亜鉛です。
筋肉に必要なビタミンとミネラルの主要物質だったものが失われてしまう。
②お酒を飲むと睡眠が浅くなり成長ホルモンの分泌が少なくなる
③テストステロンの分泌が抑制される。
④アルコールはインスリン抵抗性を上げる
インスリン抵抗性とは、分泌されたインスリンが十分に働かず、
細胞が糖を吸収しにくくなる状態を言います。
筋肉を作るのに必要な、
栄養素はビタミン、ミネラルである。
ホルモンは成長ホルモン、テストステロン、インスリンである。
アルコールの摂取によってこれら全ての働きを妨げてしまい筋肉の成長には悪影響である。
トレーニングは筋肉を傷つけ、それを修復する際に肥大させるという効果を持っています。
筋肉の修復と成長が一番大切な時間帯、
【トレーニング後】はアルコールを控えた方がいい!という当たり前の結論です。
ただし、
なんとなく解っていても【きちんと理論的に説明できた方がやっぱりスマート】ですし、
何よりもパーソナルトレーナーとしてゲストに接する際に信用を得られますよね!
プロのトレーナーになるために、これからも頑張って行きたいと思います!!!