サプリメントとは ~正しい知識と摂り方を考える~

「サプリ」という言葉をTVや雑誌、SNSなどを通じてたくさん目にすると思います。そして、どんどん新しい商品が流通し、毎日のように摂取している方々が増えてきています。そんな中、そもそもサプリメントとは一体何なのか、とういうことについてご紹介します。


●サプリメントとは

サプリメントは「栄養補助食品」です。
用途は食事で不足する栄養を補うものです。主に錠剤・カプセル状・リキッドタイプなどを言いますが、スナック菓子や飲料の含まれることがある。広義で「いわゆる健康食品」と呼ばれるもの。
しかし、決まった定義はありません。

●サプリメントと食品表示分類について〔トクホ・医療品との違い〕

口から摂取するものは大きく1と2に分類する
1.医薬品(医薬品外部も含めて)
2.それ以外の食品
↳ (A) 国が制度を創設して機能などの表示を許可しているもの
 ・特別用途食品
・特定保健用食品(「トクホ」のこと)
・栄養機能食品
↳ (B) 国が保健効果や健康効果などの表示を許可していないもの
 ・機能性食品
 ・栄養補助食品 (錠剤・カプセル状等のもの)
 ・健康補助食品
 ・栄養強化補助食品
 ・栄養調整食品など
 ・サプリメント (錠剤・カプセル状やスナック菓子・飲料等様々)

「トクホ」(特定保健用食品)は、例外的に特定の保健機能や栄養機能を表示することが認められた食品であるが、疾病の診断、治療または予防に関わる表示をしてはいけないものです。

ここでは、サプリメントは「薬」でないことを認識しましょう。

●正しい使い方〔まずは食生活の見直しから!〕

直訳で
Supplement(サプリメント) = 補う・補足
という意味です。

サプリメントは、栄養の補給が必要であるときに使いましょう。

【使う前のポイント】

①毎日の食事や生活スタイル・体の調子等から、何が不足し、必要かを考える。
②毎日の食事や生活スタイル・体の調子等から、改善できそうなものを考え、変えてみる
③変えるのが難しそうなら、サプリメントの使用を検討していく

【使う時のポイント】

①成分名・含有量等をしっかり確認し、効能を理解する
②自身のアレルギーを確認し、照らし合わせる
③服薬中なら飲み合わせ可能か医師・薬剤師に相談
④何をいつ、どのくらい飲んだか分かるようにしておく
④体調が悪くなった時は直ぐに止め、医療機関や保健所に相談

●まとめ

サプリメントは薬ではありません。

しかし、薬と同じように注意して使っていく必要があると思います。

体にいいからなどと言って過剰摂取した場合、健康被害の可能性が高まります。

特定の成分が凝縮されているからこそ、摂取には十分注意が必要です。

だからと言って、サプリメントが悪いものというわけではありません。

むしろ、忙しい現代の人々にとって必要になってくるものだと思います。

サプリメントは自分自身を健康で豊かな生活の手助けをしてくれるものです。

情報が氾濫した中でも、自分に合ったものなのかしっかり考え、

正しい方法で摂取していくことで生活の質を高めることができると思います。