コラムを書いた人
山本真実
トレーナーズラボ第14期生の山本真実です。
皆さんこんにちは、パーソナルトレーナーを目指し勉強中の山本真実です。「パーソナルトレーナーになりたい!」と思っても何から始めればいいの?パーソナルトレーナーに資格は必要なの?どんな資格があるの?たくさん疑問が生まれるかと思います。そこで今回はNSCAという団体の資格について解説していきます!
パーソナルトレーナーとして活動をする上で資格は必ずしも必要ではありません。資格を持っていないトレーナーの方も多く存在します。しかし考えていただきたいのは、どうすればお客様一人一人に合った効果的なトレーニングをご案内できるのかということです。資格取得のために得る知識は必ず未来のお客様のためになります。体について一から学ぶことにより、安全かつ効果的にトレーニングをご案内するための知識を得ることができるのです。
パーソナルトレーナーという職業は今まで以上に認知される世の中になりました。パーソナルトレーナーを目指す方も増えました。その中で他のトレーナーよりもお客様に選ばれ続けるトレーナーになるために、ぜひ資格は取得したいですね。もちろん独学で体について学ぶこともできますが、科学的根拠に基づき正しい知識を得ることはとても大切なことだと思っております。
NCSA(National Strength and Conditioning Association)とは、1978年にアメリカで設立されたストレングス&コンディショニングの教育団体です。世界的にとても有名な団体で1991年に日本支部も設立されました。現在では世界52か国に約60,000人の会員が所属しています。
NSCAはパーソナルトレーナーの資格を発行している団体の中でも、とても有名で認知度が高いです。NSCAは資格取得者の知識とスキルを保証するため高いレベルの教育と試験を維持しています。そのためNSCAの資格は、パーソナルトレーナー業界ではとても信用ある資格として認知されているのです。NSCAの資格を保有することによって実力あるトレーナーであることの証明になります。
NSCAが発行している資格は「NSCA-CPT」と「NSCA-CSCS」の2種類があります。NSCA-CPTは個人向けのトレーニング指導に向いているためパーソナルトレーナーのような仕事で生かすことが可能です。NSCA-CSCSはアスリートやスポーツチームの指導に向いているためスポーツ分野で生かすことが可能です。
NSCA-CSCSの方が専門的な知識を必要とするため、試験の難易度が高く、合格率も低くなっています。自分の求める仕事によって、どちらの資格を取得するか選んでみてください。
パーソナルトレーナーとして活動したい方におすすめの資格、NSCA-CPTの資格取得条件についてお話させていただきます。
NSCA-CPTの認定条件は以下の通りです。
1.NSCAジャパン会員である
2.満18歳以上
3.高等学校卒業者または高等学校卒業程度認定試験(旧:大学入学検定試験)合格者
4.有効なCPR/AEDの認定者(*)
5.NSCA-CPT認定試験に合格
https://www.nsca-japan.or.jp/exam/certification/#requirements
NSCAジャパン会員になるためにはNSCAに年会費を払う必要があります。
正会員 13,200円(個人)
学生会員 11,000円(大学生、大学院生、専門学校生、高校生、中学生)
賛助会員 55,000円(法人)
会員登録をすることで一つ目の条件はクリアすることができます。
有効なCPR/AEDの認定者になるためには⽇本赤十字社や消防庁が開講する救命講習会を受講し、CPR/AEDの認定をを受ける必要があります。こちらは近くの消防庁などに問い合わせると講習会の予約を取ることができます。講習会は3~4時間で、受講後すぐに認定証明書を受け取ることが可能です。
条件をすべてクリアすると試験を受けることが可能となります。試験はNSCAジャパンのウェブサイトから予約可能となっています。
ここまでパーソナルトレーナーになるために資格は必要なのか、どの資格がおすすめなのか、そして資格取得条件についてお話させていただきました。パーソナルトレーナーになるために必ずしも資格が必要というわけではありませんが、パーソナルトレーナーとして就職をする際には大きな強みとなってくれます。採用をするジム側としても、資格取得者の方が安心して採用することができますし、お客様にとっても資格保有者の方が信頼することができます。フリーランスとして働く場合、スポーツジムの中にはNSCAのような資格を契約する上での条件としているところも多いです。
資格取得していることによって、パーソナルトレーナーとしてのキャリアが広がることは間違いないでしょう。次回は「NSCA-CPTの試験について」お話させていただきます。最後まで読んでいただきありがとうございました!