パーソナルトレーナーの資格は何を取るのがいいのか?NSCAとは?

お客様とマンツーマンで運動指導や栄養指導を行うパーソナルトレーナー。そんなパーソナルトレーナーとして働くためにはどのような資格を取得するべきなのか。様々な資格がある中で、本日はNSCAに焦点を当ててまとめてみました。

●NSCAという団体について
NSCAとはNational Strength and Conditioning Association の略で、ストレングストレーニングとコンディショニングに関する国際的な教育団体として1978年に設立されました。
現在では世界76の国と地域において会員が活動しているそうです。
他の多くのスポーツ団体との違い・・・
スポーツ科学、各スポーツ競技、医療分野、フィットネス分野などの様々な専門家グループと共に、スポーツパフォーマンスとフィットネスの向上を目的とした、適切なトレーニングとコンディショニングの活用という共通のゴールを目指して活動している。

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●NSCA-CPTとNSCA-CSCSの違いについて
・NSCA-CPT・・・
健康と体力のニーズに関して、評価・動機づけ・教育・トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う、優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格。
指導対象者はアスリートだけでなく、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行います。そのため、NSCA-CPTはトレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術が必要となります。

資格の取得者
パーソナルトレーナーのほか、フィットネスインストラクターやスポーツ指導者、理学療法士、柔道整復師など

・NSCA-CSCS・・・
傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格。
指導対象は主にアスリート、スポーツチームで、筋力トレーニングや他の体力要素の指導だけでなく、施設を運営、管理することも重要な職務となります。また、栄養、ドーピング、生活習慣に関する指導など、教育者的側面も併せ持っています。

資格の取得者
ストレングスコーチ、アスレティックトレーナー、パーソナルトレーナー、医師、フィットネスインストラクター、研究者など

●NSCA-CPT資格条件ついて(CPT)
 資格条件は下記5点です。
1. NSCAジャパン会員である
2. 満18歳以上
3. 高等学校卒業者または高等学校卒業程度認定試験(旧:大学入学検定試験)合格者
4. 有効なCPR/AEDの認定者 

5.NSCA-CPT認定試験に合格

以上、お読みいただきありがとうございました。

河村英和

コラムを書いた人
河村英和

トレーナーズラボ第3期生の河村英和です。

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